日台音楽交流の新たな架け橋
2025-11-24 12:38:22

日台音楽の未来を切り開く「2025 Taiwan X Japan Music Meet」開催

日台音楽の未来を切り開く「2025 Taiwan X Japan Music Meet」開催



11月12日から14日まで、東京で開催された「2025 Taiwan X Japan Music Meet」は、日台音楽業界のさらなる発展を目指す重要なイベントです。この交流会は、台日音楽マッチング交流機関TAICCAが主催し、「一般社団法人Independent Music Coalition Japan(IMCJ)」および音楽フェス「EMERGE FEST JAPAN」と連携して行われました。

この3日間のイベントには、日本から33社、台湾から14社の音楽関連企業が集結し、ビジネスマッチングや商談を推進しました。参加者数は多岐にわたり、音楽レーベルやアーティストマネジメント、ライブ会場、音楽フェスのプロモーターなどが一堂に会し、業界の活性化を図りました。

TAICCAは、2019年の設立以来、日台間の音楽産業をつなぐプラットフォームとして機能してきました。今年の「CUEW」という新たなプラットフォームを加えることで、日本音楽の国際市場進出をさらに進める姿勢を示しました。TAICCAの王時思理事長は、「日本と台湾の音楽業界は重要なパートナーです。このような交流を通じて、長期的な協力関係を構築したい」と述べました。

交流会では、実践的なワークショップも実施されました。参加者は、日台市場の動向や成功事例について具体的な知見を得る機会を持ちました。特に「日台成功事例と日本市場の現況」をテーマにしたセッションでは、デジタルマーケティングの専門家が参加し、具体的な事例が紹介されました。特に、台湾のバンド「chilldspot」が他のアーティストとのコラボレーションを通じて音楽ストリーミング数を伸ばした事例は、多くの参加者に刺激を与えました。

台湾のアーティストYELLOWのマネージャー、李漢群氏は「今回の手配は素晴らしかった。国際的なイベントでの交流が、確実に新たな関係構築につながる」と話し、自国の音楽業界のプロフェッショナリズムにも感銘を受けたと語りました。

音楽メディアや大規模な音楽フェスを手がける日本の企業が参加したこの機会には、合計で100件以上の商談が成立し、具体的なビジネスチャンスが生まれました。このイベントを通じて、日台間の音楽交流はますます活発になっています。

台湾の「EMERGE FEST」の創設者であるNuno氏や、新世代アーティストが所属する「Shabby Boyz」の代表者たちも参加し、インディーズアーティストの成功事例や、参加するためのポイントを日本の関係者と共有しました。これにより、双方にとっての市場の理解が深まり、さらなる協力関係が期待されています。

TAICCAが主催する「Taiwan X Japan Music Meet」は、単発のイベントではなく、継続的なビジネスマッチングを生み出す重要なプラットフォームとなっております。音楽という共通の言語を通じて、日台のアーティストや企業の相互交流が拡大し、両国の音楽文化がより深く結びつくことが期待されています。今後もこのような交流が続くことで、国境を越えた音楽の発展が促進されることでしょう。


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