青山学院大学で音楽ビジネスを学ぶワークショップ
2026年の6月24日と7月1日の2日間、青山学院大学においてビクターエンタテインメントが主催する「ビクター社員と制作現場から音楽ビジネスを学ぼう」と題した社会連携ワークショップが開催されました。このプログラムは、全学部・全学年の学生を対象に約30名が参加しました。
音楽ビジネスの基本を学ぶ
本ワークショップでは、身近な音楽体験、たとえばスマートフォンでの音楽視聴やSNSでのBGM利用を起点に、音楽制作のプロセスやビジネスの仕組みを具体的に学ぶことができました。講師陣には、音楽制作を手掛けるディレクターや法務・契約を担当するライツプランニング部の専門家が揃い、実際の事例を通じて作品制作の計画から育成戦略、さらには権利問題に至るまで幅広くカバーしました。参加者たちにとって、音楽業界の裏側を洞察する貴重な機会となったことは間違いありません。
さらに、ビクタースタジオの見学もありました。多くの著名アーティストの作品制作に携わってきたエンジニアがスタジオを案内し、学生たちは実際のレコーディングや制作環境を体験しました。
充実した初日を振り返る
初日の講座は、ビクタースタジオのStudio302で開催されました。ソリューション本部のスタッフによる開講挨拶に続いて、ビクターの事業に関する紹介が行われました。その後、制作の現場に携わるディレクターが、音楽制作の流れやレコード会社の役割について具体的に説明しました。特に、アーティストの発掘からプロモーション戦略の立案までを担うA&R職についての詳細な解説は、学生たちにとって新たな発見となりました。
後半には「メジャーデビューから2年後に日本武道館公演をソールドアウトさせる方法」というテーマのもと、学生たちはグループに分かれてこの課題に取り組みました。アーティストプロフィールの作成やターゲット設定について話し合い、翌日のプレゼンテーションに向けて素晴らしいアイデアを温めているようでした。
午前の講義と合わせて行われたスタジオ見学は、参加者にとって特に記憶に残る経験となりました。1940年に築地で開設されたビクタースタジオは、1969年に渋谷区神宮前に移転し、日本の音楽制作を支える重要な施設です。見学中、プロのエンジニアによるガイドが行われ、レコーディングルームやミキシングルームなどを巡りながら、その機器や技術の解説が行われました。学生たちは、自らの声をレコーディングするなど、普段は体験できない貴重な活動に挑戦しました。
最終日と提案発表
2日目は青山学院大学のキャンパス内で行われ、前日までのグループ作業を発展させた提案の発表が行われました。各グループは、異なる音楽マーケティング戦略を考案し、SNSやライブ活動を重視した計画をプレゼンテーションしました。学生たちは多様なアプローチを持ち寄り、質疑応答も盛り上がりを見せました。
講師陣からは各プランに対するフィードバックがあり、権利面での観点からもコメントが寄せられました。アーティスト活動を成功させるための戦略や、音楽業界における重要な要素を学ぶことで、学生たちは実践的なスキルを深めることができました。
参加者の声
ワークショップの終了後、参加者からは「アーティストをどう売り出すかという視点が各グループで異なり、大変興味深かった」や、「講師からのフィードバックが現場に即したもので、実務の難しさを実感できた」といった意見が寄せられました。これらの経験は、参加学生の心に残り、今後のキャリアに何らかの影響を与えることでしょう。
ビクターエンタテインメントは、グループ理念として「Good Music, Good Culture」を掲げ、音楽を通じた文化の発展を目指しています。今後も教育機関との連携を強化し、次世代を担う才能の育成に努めていくことを約束します。
終わりに
青山学院大学は創立から150年を迎え、多様性と共生の理念のもとに、進化を続けています。このような社会創造の一環として、ビクターエンタテインメントとの協力は、未来の音楽文化の発展に寄与するでしょう。今後の動向にご期待ください。