FRUITS ZIPPERのトリセツ5
音楽配信サービス「KKBOX」と「auスマートパスプレミアムミュージック」が共同で特集したアイドルグループ『FRUITS ZIPPER』。2022年にデビューし、瞬く間に人気を集める彼女たちの魅力とは何か。今回は、その秘密を深掘りしていこう。
FRUITS ZIPPERとは?
2022年に「KAWAII LAB.」から誕生したFRUITS ZIPPERは、7人のメンバーから構成されたアイドルグループ。グループ名の由来は、「FRUIT=実を結ぶ」と「ZIP=元気を与える」。音楽とパフォーマンスを通じて、フレッシュなエネルギーを届けることを目指している。彼女たちが掲げるスローガンは「原宿から世界へ」。このキャッチコピーには、原宿の文化やファッションを融合させた新しい「KAWAII」を、世界に発信するという意気込みが込められている。
メンバーの中には、月足天音や仲川瑠夏、松本かれんなど、各々が異なるバックグラウンドや多様性を持つ存在が集まっており、グループとしての化学反応も独特だ。彼女たちはすでに国内外のフェスにも参加し、2026年には東京ドームでの公演も予定されている。
アソビシステムの戦略
FRUITS ZIPPERの成功の裏には、プロデューサーであるアソビシステムの戦略がある。きゃりーぱみゅぱみゅなど、多くのアーティストを輩出した実績を持つ彼らは、デビュー当初から海外イベントへの参加を視野に入れ、SNSでは日本語と英語を用いて情報を発信している。ブランドイメージも、単なる「かわいい」を強調するだけでなく、洗練された印象を持たせているのが特徴だ。
このような戦略によって、FRUITS ZIPPERは単なるアイドルに留まらず、次世代のアイドル像を体現している。彼女たちの存在は、日本のカルチャーがリアルタイムで世界と共鳴する最前線に立っている。
SNS発のムーブメント
特に注目すべきは、楽曲「わたしの一番かわいいところ」によって引き起こされたSNSでのムーブメントだ。この曲は、短い動画と特に相性が良く、耳に残るメロディとともに愛らしい振り付けが多くの人々に模倣され、瞬く間に話題となった。
さらに、人気インフルエンサーたちがこの曲を用いたダンス動画を公開したことにより、FRUITS ZIPPERの知名度は一気に広り、音楽ストリーミングサービスでも再生数が急増した。この状況はそれだけでなく、テレビ番組への出演も数多く果たし、お茶の間でもおなじみの存在となった。
完成度の高いステージ
FRUITS ZIPPERは、バイラルヒットやメディア露出を背景に新たに東に進出してきたファンたちに、ステージでのプレゼンテーションの高さで驚かせている。2023年には初の全国ツアー『The Parlor of FRUITS ZIPPER』を開催し、その全公演が即完売。このツアーは、日本武道館での公演を経て、東京ドームへの道を示している。
彼女たちのライブは、それぞれのメンバーが持つ個性が最大限に発揮されており、観客との一体感が生まれる瞬間は特別だ。「フルーツバスケット」や「完璧主義で☆」などの楽曲を通じて、熱いエネルギーを伝えている。
幅広い楽曲ジャンル
FRUITS ZIPPERの楽曲は、ポップで可愛いだけではない。魅力的なポップチューンからエモーショナルなバラードまで幅広く、聴く人の心に響く要素がたくさん詰まっている。「わたしの一番かわいいところ」は、そのキャッチーさで人気を呼び起こし、「かがみ」や「NEW KAWAII」なども等身大の気持ちを届けている。これらの楽曲は、ファンに応えようとする彼女たちの姿勢を感じさせてくれる。
メンバーの多彩な魅力
FRUITS ZIPPERのもう一つの強みは、多様なメンバーそれぞれの個性にある。月足は確かな歌唱力でグループを支え、仲川は豊かな表現力を持つダンスを披露し、松本はキュートさでファンを惹きつける。鎮西は俳優業やモデル業での経験を生かし、櫻井はモデルとしての地位を確立している。さらに早瀬は国際的な活動において強みを持ちながら、音楽制作にもチャレンジしており、それぞれの個性がグループの魅力を一層高めている。
進化するFRUITS ZIPPER
「原宿から世界へ」というスローガンは、FRUITS ZIPPERの未来を示すものであり、日本のポップカルチャーを世界に広げようとする大きな可能性を秘めている。彼女たちの動向には大きな期待が寄せられており、今後どのように成長し、新たな景色を見せてくれるのか注目していきたい。彼女たちがリリースする楽曲「はちゃめちゃわちゃライフ!/JAM」にも期待が高まる。
次世代アイドルとしての道を歩むFRUITS ZIPPERから目が離せない。彼女たちの音楽と魅力が、これからも多くの人々に愛されていくことは間違いないだろう。