ユニバーサルミュージックとノイジークロークの新サービス
ユニバーサル ミュージック合同会社のパートナーシップビジネス部門であるVMGと、ゲーム音楽に特化したサウンドプロダクションのノイジークロークが、注目の新サービス「Game Music & Artists」を立ち上げることを発表しました。この取り組みは、インタラクティブなメディアにおける音楽制作・配信・プロモーションを包括的に支援し、ゲーム音楽の価値を更に拡張することを目的としています。
グローバルな媒体としてのゲーム音楽
近年、ゲーム音楽は国際的な評価を急速に高めています。その証拠に、2023年には第65回グラミー賞で「Best Score Soundtrack for Video Games and Other Interactive Media」という新設部門が登場しました。この流れは、ゲーム音楽が単なるゲームプレイの付随物ではなく、文化の一部として広く認知されていることを示しています。また、ユーザー生成コンテンツ(UGC)の人気と公式サウンドトラックの配信が進む中、ゲーム音楽はプレイヤーだけでなく、幅広いリスナーに届くようになっています。
「Game Music & Artists」のサービス概要
今回の新サービス「Game Music & Artists」は、ゲーム音楽制作に関するキャスティング、企画、制作からマーケティング支援までをトータルでサポートします。特にノイジークロークがもつ豊富な制作実績を活かし、ユニバーサル ミュージックのグローバルネットワークを駆使することで、国内外のクリエイターやアーティストが協力しやすい環境を整えます。この新サービスは、2025年11月よりゲーム制作会社向けに提供を開始予定です。
新たな体験の創出に向けて
この取り組みを通じて、ゲーム音楽における深い没入感と価値向上を図ります。ユニバーサルミュージックのマネジングディレクターである井口昌弥氏は、「ゲーム音楽は今や、文化の広がりを見せており、私たちのグローバルネットワークを活用して新しい価値を提供していく」とコメントしています。
音楽とゲームの結びつきが強化される
一方、ノイジークロークの代表取締役社長、坂本英城氏は、「これまでゲーム業界と音楽業界の間には敷居があったが、今後はよりスムーズに協力できる」と自信を見せています。この新たな協業により、音楽アーティストとゲームの開発者が共に密接に関わり合いながら、新しい体験をユーザーに提供することが可能になります。
音楽を通じた新しいエンターテインメントの時代
今後、この取り組みがどのように進化していくのか、そしてどのような新しい体験が生まれるか、期待が高まります。音楽とゲームの融合は、エンターテインメント業界全体を新たな次元へと導くかもしれません。これらの進展にぜひご注目ください。