『十和田湖 冬』登場
2025-03-01 02:47:18

北日本の冬を音楽で描いた『十和田湖 冬』が登場

自然美を音で体感する『十和田湖 冬』



日本の北国が生んだ美しい音の世界、『十和田湖 冬(Towadako Winter)』が遂にリリースされます。この作品は、北日本の五つの季節をテーマにした音楽シリーズの最終章であり、Nick Woodが自然の変化を捉え、環境音楽の形で表現しています。特に冬の厳しさとその美しさを対比させたこの作品は、私たちに自然との深い繋がりを感じさせてくれます。

没入感あふれるアンビエントミュージック



『十和田湖 冬』は、Woodが十和田湖畔のスタジオで録音した音景色を基にした作品です。Woodはこの冬の季節について「一年で最も過酷でありながら、最も美しい」と述べています。積雪の中を歩いてたどり着く小さなボートハウスから見える極寒の湖は、彼に自然への感謝の気持ちをもたらすのです。無音の空間の中で聞く自然の音は、彼にとって特別な意味を持つようです。

新たな楽器「アイス・マリンバ」の創造



今作において特筆すべきは、Woodが発明した「アイス・マリンバ」です。これは地元の八戸製氷冷蔵株式会社で削り出された氷から作られた楽器で、スノーモービルによってスタジオに運ばれます。この楽器は演奏後に自然に解け、音楽と自然が一体となる瞬間を象徴しています。この氷の楽器から発する音のモチーフは、『十和田湖 冬』の中心となり、作品にユニークな響きと象徴的な意味を与えています。

フィールドレコーディングと最新技術の融合



Nickと彼のチームは、十和田湖の自然美を捉えるために2年間にわたってフィールドレコーディングを行いました。さらに、植物の微小な電気信号をMIDIに変換するデバイス「PlantWave」を使用し、自然エネルギーを音楽に変える試みも組み込まれています。このプロセスを通じて生まれた楽曲はDolby Atmosでミックスされ、今までにない立体的なサウンド体験を提供します。

著名なアーティストたちとのコラボレーション



『十和田湖 冬』には、各分野のアーティストが参加しています。日本人ボーカリストNoricoやYula Yayoiの歌声に、Sean Halleyのエレクトリックギター、Adam Jamesのアコースティックギター、Ariel Solのハープ、Jordan Tealのベースなどが織り交ぜられており、自然音とエモーショナルなサウンドが見事に融合しています。

作品のリリース



『十和田湖 冬』は、アラン・モーズリーとの共同プロデュースで完成し、Dolby Atmosミックスを経て2月28日にSpotifyやApple Musicを含む各音楽プラットフォームで世界配信されます。この作品を通じて、リスナーは北日本の冬の移り変わりを感じることができるでしょう。『十和田湖シリーズ』の集大成をぜひお楽しみください。


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