ノエ・乾と滝千春の究極のヴァイオリン二重奏コンサート
2025年5月21日(水)、東京都千代田区の「日経ホール」で、ノエ・乾と滝千春による「究極のヴァイオリン二重奏コンサート」が開催されます。このコンサートは、オーケストラとの共演経験も豊富な両者が、それぞれの持ち味を生かした多彩なプログラムでお届けする特別な夜です。
プログラムの魅力
コンサートでは、イザイやプロコフィエフ、モーツァルトの名作を含む、さまざまなプログラムが披露されます。イザイの遺作である「2つのヴァイオリンのためのソナタ」や、モーツァルトの「二重奏曲第12番」(ピアノ・ソナタ第11番の編曲版)、さらにはコリリアーノの「ストンプ」など、多岐にわたる楽曲が用意されています。その中には、J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番からのアレンジも含まれ、クラシック音楽ファンには堪らないプログラムとなっています。
また、オープニングだけでなく、アンコールにもこだわりが光ります。観客の期待を上回る妙技を見せること間違いありません。
出演者プロフィール
ノエ・乾(Noé Inui)
1985年にブリュッセルで生まれたノエ・乾は、ギリシャ人の母と日本人の父を持つハーフヴァイオリニストです。彼は、ブリュッセルの音楽アカデミーやパリ国立高等音楽院、ドイツのカールスルーエ国立音楽大学などを首席で卒業しました。多くの国際コンクールで受賞歴を持つ彼は、ヨーロッパ各地やアメリカ南米でも活動し、名だたる音楽家とも共演を果たしています。彼の演奏は、聴く者を魅了する力があり、特に東日本大震災後の復興支援コンサートでは感動的なパフォーマンスを提供してきました。
滝千春(Chiharu Taki)
ユーディ・メニューイン国際コンクールの第1位に輝くなど、数々の国際コンクールでの成功を収める滝千春は、日本音楽界の新星とも言える存在です。これまでに多くの著名な指揮者と共演し、特にスイスのアニマート・オーケストラでの活躍が際立っています。また、彼女のプロコフィエフに特化したプログラムは大好評を博し、2023年にはアカデミー賞を受賞したアルバムもリリースされています。
コンサートの詳細
本コンサートは、18:00に開場し、18:30から開演します。上演時間は約2時間程度で、チケットは全席指定で税込4,000円となっています。なお、未就学児童の入場はお断りしておりますので、ご了承ください。チケットはカンフェティにて販売中で、早めの購入をおすすめします。
公式な情報は、日経の公式ホームページを参照してください。
主催は日本経済新聞社、協賛はファンケルによるもので、このコンサートは多くのクラシックファンにとって見逃せないイベントとなるでしょう。ヴァイオリンの名手による究極のデュオをお楽しみに!