世代を超えた愛されるアイドルソングを徹底分析
カラオケ業界の大手、JOYSOUNDを展開する株式会社エクシングが、昭和、平成、令和のアイドルソングをテーマにした「アイドルソングカラオケランキング」を公開しました。本ランキングは、各時代を代表するアイドルソングを男性・女性に分けてランキング形式で発表し、さらに、10代から60代の幅広い世代による支持を分析しています。
アイドルソングランキングの概要
ランキングの集計は、2025年の6月1日から30日までの期間に行われ、特に「うたスキ」の会員が実際に歌った曲が対象となっています。また、特設ページでは、時代別のランキングをTOP30、年代別のランキングをTOP20公開しています。
昭和のアイドルソング
昭和の男性アイドルソングでは、沢田研二の「勝手にしやがれ」と「時の過ぎゆくままに」が堂々の1位と2位に輝きました。これらの曲は、明確なメロディと印象的な歌詞が特徴で、今なお多くのファンに親しまれています。さらに、郷ひろみや近藤真彦、フィンガー5などの名曲も上位にランクインし、振り付けやコール&レスポンスを楽しむことができる曲が多く選ばれました。
女性アイドルに目を向けると、松田聖子や中森明菜、山口百恵などが代表格として名を連ねており、特に松田聖子の「赤いスイートピー」は現在でも人気を誇っています。また、中森明菜は8曲が20位以内に入るなど、圧倒的な支持を得ています。これらの楽曲は、ドラマティックなメロディと共感できる歌詞で、令和に聴かれても新たな魅力を保っています。
平成のアイドルソング
平成に入ると、アイドルグループの台頭が目立ちました。1位にはNEWSの「チャンカパーナ」が輝き、続いてKinKi Kidsの「愛のかたまり」も人気を集めました。また、SMAPの「世界に一つだけの花」や嵐の楽曲も多くランキングに入っており、平成を代表するドラマ主題歌がそのままカラオケでも人気を博しています。
女性アイドルにおいては、AKB48が「365日の紙飛行機」で1~4位を独占するなど、選抜制度を活かした楽曲が多く支持されています。モーニング娘。やSPEEDといったハロー!プロジェクトの楽曲も安定した人気を誇っています。
令和のアイドルソング
令和では、SNSや動画配信が楽曲のヒットに大きく影響を与えています。Snow Manの「タペストリー」が映画主題歌として注目を集め、さらにM!LKの「イイじゃん」などがZ世代に支持されています。新しい形のアイドルソングが次々と登場する中、懐かしい昭和や平成の楽曲も再評価されています。
世代別のアイドルソングカラオケランキング
年代別ランキングも注目が集まります。1980年台の楽曲が全世代で愛されています。特に中森明菜の「DESIRE -情熱-」が幅広い世代でTOP20入りを果たし、歌唱力のある楽曲が根強い支持を集めていることが分かります。
10代ではSMAPやCUTIE STREETの楽曲が人気で、光GENJIの「勇気100%」なども幅広い年齢層に愛されています。20代や30代ではKinKi Kidsや嵐の曲が多くランクインし、久しぶりに聴いた名曲が気に入られる傾向が見られます。
40代以上の世代では、昭和の名曲が圧倒的な支持を誇っており、特に中森明菜や松田聖子、薬師丸ひろ子などが上位に名を連ねています。若年層は軽快でキャッチーな昭和曲を好むのに対し、この世代では切ないバラードが好まれる傾向があるようです。
今後の展望
JOYSOUNDでは、カラオケの未来を見据えた『全力入曲』プロジェクトを推進中で、引き続きファンの声を反映した楽曲配信を行っていく予定です。今後のランキング動向や新たな楽曲にも注目が集まっています。