フィンランドの新たな音楽の風を感じるEP『JOMO』
フィンランドのプロデューサーであるMishaとcocabonaが手を組み、共同EP『JOMO(Joy Of Missing Out)』を9月26日にリリースします。この作品は、オルタナティブR&B、ジャズ、ヒップホップを融合させたサウンドを基盤とし、国際的に評価される多彩なヴォーカリストを迎えて作り上げられました。参加アーティストには、オランダ出身のJoya Mooi、イギリスのKadeem Tyrell、アメリカのLatrell James、Relyae、ToriTori、Amelia Rose、デンマークのTamara Mneneyなど、多様なバックグラウンドを持つ才能が揃っています。
リードシングル「The Present」では、Jamiroquaiの名ドラマーであるDerrick McKenzieがグルーヴを支えており、この楽曲も聴き所の一つです。制作にあたったセッションは、ロンドン、ヘルシンキ、アムステルダム、ニューヨークを舞台に行われ、異なる文化やスタイルが絡み合うことで生まれた音楽は、聴き手を魅了することでしょう。
Joy Of Missing Outのコンセプトとは
EPのタイトルにもなっている「Joy Of Missing Out」は、プレッシャーや外的要因から解放され、今この瞬間を大切にすることの重要性を説いたテーマです。このコンセプトは、作品全体を通じて強く反映されており、過剰な刺激が氾濫する時代において、静けさを求めることの喜びを音楽として提示しています。
Mishaとcocabonaの魅力
Mishaは、Lalah HathawayやTalib Kweli、MoonchildのAmber Navranとのコラボで知られるフィンランド出身のアーティストです。ソロ名義ではアルバム『Nocturnal』『Radiant』が評価を受けており、特に『Nocturnal』はフィンランド・ミュージック・アワードにノミネートされています。彼の音楽は、オルタナティブR&Bやヒップホップ、ニューファンクなどを自由に組み合わせた、洗練されたソウルフルなスタイルが特徴です。
一方、cocabonaはヘルシンキで活動するマルチ・インストゥルメンタリスト兼プロデューサーとして知られています。彼はジャズ、R&B、ヒップホップを独自のビートで融合させ、ジャンルを超えた音楽を作り上げてきました。ストリーミング再生数は1億回を超え、Chillhop MusicやLofi Girlとのコラボでも注目されています。
ニューヨークからヘルシンキまで、ライブパフォーマンスの実力者
Mishaとcocabonaは、ロンドン、ロサンゼルス、ベルリン、アムステルダム、ヘルシンキなど各地でダイナミックなパフォーマンスを展開しています。また、これまでのキャリアを通じて双方のスタイルを融合させ、共同制作には互いに深い信頼関係が反映されています。特に、ライブバンドではcocabonaが共同プロデューサー兼ベーシストとしてMishaを支えるなど、リアルタイムでのクリエイティブなやり取りが伺えます。
今年のEP『JOMO』は、ディープなサウンドスケープと心地よいリズムが融合し、聴く者に新たな体験を提供します。過去10年以上にわたって育まれた二人のパートナーシップの成果を、ぜひ耳にしてみてください。フィンランドの音楽シーンから生まれた新たな表現が、あなたの心に響くことでしょう。
作品情報
- - アーティスト: Misha, cocabona
- - タイトル: JOMO
- - ジャンル: R&B, Soul, Hip hop/Rap
- - 配信開始日: 2025年9月26日(金)
- - 発売元・レーベル: SWEET SOUL RECORDS
- - 配信リンク: Misha & cocabona - JOMO
- - TRACKLIST:
01. JOMO
02. Long Way From Home (feat. ToriTori & Latrell James)
03. The Present
04. Wrong or Right
05. Star of the Show
06. All Day Long