YOSHIKIが手掛けた楽譜のオークション、スポーツと音楽の絆を深める
2023年4月14日、ロサンゼルス・ドジャース財団は、伝説の音楽家YOSHIKIによる特別アレンジの日米両国歌の直筆楽譜をオークションに出品することを発表しました。この楽譜には、人気選手の佐々木朗希選手と山本由伸選手のサインが施されており、MLBによって公式に認証されています。オークションは、4月14日20:00から28日までの期間に行われ、収益はカリフォルニア州と岩手県大船渡市での山火事の被災者支援に充てられます。
このオークションが特に注目される理由は、佐々木選手にとっての深い繋がりです。故郷である大船渡市は、今年2月に発生した山火事により大きな被害を受けました。佐々木選手は、父と祖父母を2011年の東日本大震災で失った悲しい経験を持つため、今回は心から復興に貢献しようと、1000万円の見舞金と500万円分の物資を寄付しました。さらに、ロサンゼルス・ドジャースも1500万円を追加寄付し、合計2500万円が支援に回ることとなります。
YOSHIKIもこの取り組みに賛同し、参加しました。彼は長年にわたり多くの慈善活動に精を出しており、特に音楽を通じて社会に影響を与えることを重視しています。今年1月には、LAで発生した山火事の救援活動へ約7700万円を寄付し、さらに炊き出しのボランティアにも参加したという実績があります。2011年の東日本大震災では、X JAPANのリーダーとして5000万円を寄付し、被災者への支援も行ってきました。
今回のオークションに出品される楽譜は、3月18日に東京ドームで行われたMLBの開幕戦で、YOSHIKIが生演奏を行った際のオリジナルのものです。この日のパフォーマンスは、MLB史上にも残る重要な瞬間となったことでしょう。YOSHIKIにとっては、昨年10月に受けた首の手術以来、初めての公のパフォーマンスでもありました。観客の前で『君が代』を演奏する機会は初めてだったため、多くの注目が集まりました。
YOSHIKIの力強い演奏は、スポーツと音楽の融合を見事に表現し、開幕戦に新しい歴史を刻んだと言えるでしょう。彼のパフォーマンスは、試合と観客に深い感動をもたらしました。
3名のサイン入りの楽譜は、ロサンゼルス・ドジャースの公式オークションサイトで入札が可能です。収益のすべては、大火災の支援に寄付されます。このオークションを通じて、YOSHIKIや選手たちの思いが災害に苦しむ地域に届くことを願っています。
関連リンク