エッグスが著作権管理申請サービスを瞬時に申請できる新システムを発表
アーティストを支援するサービス、エッグスが「Eggs Pass」において著作権管理申請サービスの大幅なアップデートを行いました。これにより、従来の複雑な手続きを簡素化し、最短で即日中に申請から契約までの全プロセスを完了させることが可能となり、音楽業界に新風を吹き込もうとしています。このアップデートは特に個人で活動するアーティストにとって、活動を促進させる強力なツールとなると期待されています。
「Eggs Pass」とは何か?
「Eggs Pass」は、音楽配信代行サービスであり、アーティストがApple MusicやSpotify、レコチョクなど170カ国以上で楽曲を販売する手助けをします。その特徴の一つに、登録料や更新料が不要であること、さらに楽曲の著作権管理を申請することで著作権使用料を得ることができる点があります。エッグスは著作者(作詞者・作曲者)に、手数料を除いた使用料を還元します。
アップデートの背景
このアップデートの背景には、2023年に入ってからの市場の変化があります。音楽の著作者が収益を得やすくなるよう、音楽出版社を通じて著作権管理事業者に情報を登録するための契約をエッグスが仲介しています。従来は、14日以上の時間を要し、申請者が著作者の個人情報を手動で収集しなければならず、特に共作が増える中でこの作業は手間となっていました。
エッグスはこれらの問題を解決するため、システムを根本から見直しました。具体的には、著作権契約締結をエッグスが一元化することにより、申請から契約までを最短即日で完結できるように手続きの効率化を図っています。
アップデートの具体的な内容
1. 申請から契約のストリームライン
エッグスは、エムシージェイピーから著作権契約締結の代行権を獲得し、今では申請から契約の一連の流れをエッグスが担当することで、時間を大幅に短縮できるようになりました。この手続きの簡略化により、著作者の情報変更があった際の連絡ミスなども防ぐことが可能です。
2. 「Eggs Pass ID」による情報管理
新たに導入された「Eggs Pass ID」により、申請者は著作者の個人情報を開示することなく手続きを進めることが出来ます。著作者はあらかじめ自身のIDを登録し、そのIDを申請者に伝えるだけで申請を完了できます。この仕組みは、プライバシーを保護しつつ、手続きのシンプルさを実現します。
この新システムの開発は、すべてエッグス社内にて行われ、実際のアーティスト活動に即した形での利便性向上が図られたといいます。
今後の展望
エッグスでは、動画での楽曲活用やライブ活動、CDの制作販売、メディアプロモーションなどを通じてアーティストを多角的に支援しています。アーティストがより多くの収益機会を得られるよう、著作権使用料の徴収・分配もしっかりサポートし、クリエイティブな活動に集中できる環境を整えていく狙いです。
アーティストの活動の幅が広がっている現代において、エッグスは多様な施策を通じて音楽業界に貢献し続けることを約束しています。今後もインディーズ及びアーティスト活動の支援体制を強化し、全体的なクリエイターエコノミーの発展に寄与する姿勢を持ち続けるでしょう。
株式会社エッグスについて
エッグスは、インディーズアーティストとファンの出会いを増やすことをビジョンとして掲げ、国内最大級の無料インディーズ音楽プラットフォーム「Eggs」を運営しています。特に3万以上のアーティストと60万人以上のリスナーが登録しており、全国のライブ情報を提供する「GIGGS」などを通じてライブ体験の活性化にも注力しています。加えて、アーティストのマネタイズ支援機能として「Eggs Pass」も展開し、音楽配信や著作権管理サービスなど、多岐にわたるサポートを提供しています。
https://corporate.eggs.mu/