映画『ディス・イズ・ノット・ア・ドリル:ライヴ・フロム・プラハ』がついに公開
ロジャー・ウォーターズの最新作、映画『ディス・イズ・ノット・ア・ドリル:ライヴ・フロム・プラハ』が、7月23日よりTOHOシネマズ 日比谷を皮切りに、全世界で同時公開されることが決定しました。この作品は2023年5月にチェコ・プラハのO2アリーナで開催されたウォーターズのワールド・ツアー「THIS IS NOT A DRILL」のライブショーを収録したものです。ウォーターズはピンク・フロイドの創設メンバーとしても知られ、その音楽活動は常に新しい挑戦と社会へのメッセージを融合させてきました。
ライブ映像の公開
映画からは「Is This The Life We Really Want?」が公開され、この楽曲は2017年にリリースされた同名アルバムからのもの。社会の不条理、戦争、政治腐敗への強い批判が込められており、「これが本当に望んだ人生なのか?」というテーマが作品全体を貫いています。ウォーターズのメッセージは現代のプロテスト・ソングとして、観る人に深い問いかけをします。
映像・音響の進化
映画はショーン・エヴァンスが監督を務めており、オーディオは新たにリミックスされています。圧倒的な映像美とサウンドを体験できるこの作品は、最新の技術を駆使した8K撮影で、視覚と聴覚の両方で楽しめる内容に仕上がっています。音楽とメッセージが一体となり、観客を魅了します。
ライブ内容
この上映では「Us & Them」「Comfortably Numb」「Wish You Were Here」といった名曲に加え、新曲「The Bar」も披露される予定です。また、出演するバンドメンバーにはジョナサン・ウィルソン、デイヴ・キルミンスター、ジョン・カリンなど、豪華な顔ぶれが揃っています。観る者を引き込むパフォーマンスは、一瞬たりとも目が離せないものになることでしょう。
特別試写情報
日本国内では、7月23日から27日まで東京のTOHOシネマズ日比谷をはじめ、全国各地で上映される予定で、北海道、神奈川、愛知、大阪、京都、兵庫などで限定上映も行われます。鑑賞料金は一律3200円(税込)で、特別なイマーシブ体験を提供するシアターもあります。特に、109シネマズプレミアム新宿では、坂本龍一が監修した音響システムを搭載し、より一層の没入感を体験できる環境が整えられています。
まとめ
映画『ディス・イズ・ノット・ア・ドリル:ライヴ・フロム・プラハ』は、単なる音楽映画という枠を超え、現代社会への鋭い視点を反映した作品です。ロジャー・ウォーターズ自身が語るように、「私たちのかけがえのない地球を愛し、守り、分かち合おう」とのメッセージが響く中、この映画を通じて彼の音楽とその背後にある思想をぜひ体感してみてください。絶対に見逃せない一作です。