万博ラジオ新時代
2025-05-22 13:42:20

大阪・関西万博で新しい形のラジオ提供へ音声のユニバーサルデザイン実現

大阪・関西万博で新たなラジオ体験を提供



2025年の大阪・関西万博が迫る中、ヤマハ株式会社と日本コミュニティ放送協会(JCBA)が共同で、特別なラジオ番組を開催することが発表されました。これにより、コミュニティFMの全国ネットワークを活用した「万博Voice Street powered by SoundUD」が生放送され、視聴者に革新的なラジオ体験が届けられることになります。

番組の特徴



放送は2025年5月28日(水)の午後3時から午後4時55分にかけて、大阪・関西万博のフューチャーライフヴィレッジFLEステージから公開されます。この番組では、リスナーの多様なニーズに応えるために、番組音声をリアルタイムでテキスト化し、多言語に翻訳する取り組みが行われます。これにより、聴覚障がい者や外国人も内容を楽しむことができ、送信された情報は「おもてなしガイド」のウェブサイトを介して配信されます。

高度な技術を駆使



ヤマハは、2018年から視聴覚障がい者や音声を聞き取りづらい方々を支援するためのプロジェクトに取り組んできました。今回使用される「SoundUD」技術は、音のユニバーサルデザインを実現するために開発されたもので、音声情報を円滑に伝えるシステムです。この技術を駆使することにより、すべての視聴者が平等に情報を享受できる環境が整います。

番組は複数のコーナーに分かれており、各コーナーでは異なるテーマが設定されています。「万博ミライラジオ」では、万博の魅力や関連技術についての話が展開され、ゲストとして様々な分野の専門家が登場します。「万博BEAT!」では、各国のパビリオン担当者がその魅力を紹介し、リスナーに新たな発見を提供する内容です。

ここでの特徴は、全コーナーにおいて音声の多言語テキスト配信が行われることです。この取り組みにより、全国のリスナーはシームレスにインタラクションを楽しむことができます。

公開生放送の意義



この新しい取り組みには、総務省も注目しています。国際戦略局の技術政策課長である井出真司氏は、今回の放送が「言葉の壁」を超える技術として未来社会に貢献する意義が高いと強調しました。この技術が広く一般に浸透すれば、社会全体でより多くの情報が平等に共有されるようになると期待されています。

番組を支えるコミュニティFM



この特別なラジオ番組は、全国101局のコミュニティFMで同時放送されます。リアルタイムでの情報提供だけでなく、災害時にも重要な役割を果たすことが期待されています。番組のパーソナリティには、瀬戸優樹さんと中村れいさんが選ばれ、番組を盛り上げます。

このように、大阪・関西万博での「万博Voice Street powered by SoundUD」は、未来のラジオの形を体現するものとして、多くの人々に新たな体験を提供するでしょう。直前の技術進化を受け、私たちも新たなコミュニケーションの形を楽しみにしていきたいと思います。


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