Mayaのワンマンライブが心に響く
8月10日、米国に住む17歳の才能豊かなシンガーソングライターMayaが、東京のBLUE NOTE PLACEにて初のワンマンライブを開催し、多くのファンで賑わった。この日のライブでは、彼女の音楽の魅力が存分に詰まった全11曲を披露し、特に注目を集めたのは最近デジタルリリースされたオリジナル楽曲『Red Lights』であった。
力強いバンドパフォーマンス
今回のライブは、前回2025年3月の公演に続き、バンドセットによるパフォーマンスが中心となっていた。力強いバンドの演奏に乗せて、Mayaの圧倒的な歌唱力が会場全体に響き渡り、観客は彼女の迫力あるパフォーマンスに釘付けだった。彼女の持つ17歳とは思えない表現力と堂々としたステージ立ち振る舞いが、まるでベテランアーティストのような印象を与えた。
魅力的なカバー曲の数々
ライブの前半はカバー曲を中心としたセットリストで、特にm-flo lovesとしての参加曲『HyperNova』が大いに盛り上がった。この曲は、2024年7月にリリースされるや否や、TikTokで瞬く間に話題となり、Mayaの歌唱力が際立っていた。トラックの躍動感とともに、彼女の力強くも繊細な声が生演奏ならではの迫力を引き立て、観客はその魅力に魅了された。
ピアノでのしっとりしたひととき
さらに、会場の雰囲気が最高潮に達したところで、MayaはBenson Booneの『In The Stars』をピアノで弾き語り。彼女の表現力の幅広さが感じられるこのパフォーマンスは、観る者を引き込むしっとりとしたもので、彼女の才能を再確認させる瞬間だった。
あどけなさと真剣さの共存
MCの時間には、17歳らしいあどけない素顔がチラリ。特に記憶に残るのは、Lady GagaとBradley Cooperの名曲『Shallow』にまつわるエピソードだった。Mayaは「13歳の時に歌ったが、間違えて怒られた」という楽しい思い出を語り、会場には笑いが生まれた。彼女のその無邪気な姿が、若さと真剣さを併せ持つ彼女の個性をより一層際立たせた。
未来に向けて
このライブを通じて、Mayaはその若々しさと確かな実力で観客を魅了し、今後の活躍への期待感が一層高まった。再びステージに立つ彼女の姿が楽しみでならない。
ライブセットリスト
1. Beggin’(Jazz Arrange) - Måneskin
2. Cure For Your Pain - Maya
3. 満ちてゆく - 藤井風
4. HyperNova - m-flo loves Maya
5. In The Stars - Benson Boone
6. Red Lights - Maya
7. If I Ain’t Got You - Alicia Keys
8. Creep - Radiohead
9. Shallow - Lady Gaga & Bradley Cooper
10. Happier Than Ever - Billie Eilish
11. Dancing In The Rain - Maya
Mayaのプロフィール
幼いころから歌唱を愛し、チアリーディングの経験を通じてリズム感や体幹を鍛えてきたMaya。中学生の時にビリー・アイリッシュの影響を受け、その歌い方を研究することで表現力を磨いてきた。アメリカに留学中に発信したTikTokのアコースティックカバー動画が注目を集め、彼女の音楽活動のきっかけとなった。今後も国内外のアーティストとのコラボレーションや、新曲リリースが期待されている。
いよいよ彼女の音楽の旅は始まったばかりだ。さあ、次のステージに向けたMayaの歩みを見逃さないようにしよう。