FYURA初のライブツアーを振り返る—感動の東京公演レポート

FYURA初のライブツアーを振り返る

2025年の夏、6人組ボーカルグループFYURAが初のツアー【FYURA 1st LIVE TOUR～東京だよ! 大阪やでぇ! 全員集合!!】を開催しました。彼女たちは、Instagramでの総再生回数1565万回、TikTokでの3150万回という数字が示す通り、今注目を集める存在です。10月にリリース予定の初アルバムに向けて、ますます熱気を帯びていく中、8月22日には東京・渋谷のWWWでライブを行い、多くのファンが詰めかけました。

デビューから続く音楽の旅

彼女たちのデビュー曲「声は風」を含む様々な楽曲が集結したこの公演は、意義深いステージとなりました。FYURAは、2025年4月7日に劇中歌としてデビューし、それ以来、ファンとの絆を深めるように5か月連続でリリースを重ねてきました。この公演が彼女たちの音楽性を集約したものとして注目されるのも頷けます。

圧巻のパフォーマンス

ライブの幕が開くと、ギター、ベース、ドラム、キーボードの生バンドとともに登場したFYURAのメンバー（Niina、Vivyy、LUNA、k2、Yuki、yuzu）は、冒頭からファンを盛り上げるダンスナンバー「BE FREE」で会場を一瞬にしてダンスフロアへと変えました。各メンバーが持つ個性豊かな歌声が響き渡り、会場は熱気に包まれました。

彼女たちは公演を「ACT1 希望・始まり」「ACT2 喜び・情熱」「ACT3 想い」「ACT4 絆」の4つのブロックに分け、それぞれのコンセプトを持たせています。中でも、ACT2ではメンバーのソロメドレーが目を引きました。Yukiが藤井風の「満ちてゆく」、VivyyがEGO-WRAPPINの「色彩のブルース」、LUNAがKehlaniの「Night Like This」など、それぞれが異なる名曲を見事にカバーし、観客からは驚きと感動の声が上がりました。

愛を伝える音楽

ACT3ではデビュー曲「声は風」から最新のシングル「Lens」、さらにエモーショナルなトラックを織り交ぜる流れでファンを魅了しました。そしてACT4では、Earth, Wind & Fireの「Let's Groove」やBruno Marsの「真夜中のパレード」といった楽曲が次々と披露され、観客とステージが一体となるハイテンションの時間が続きました。

アンコールでは、ファンへの愛情を込めて「Thinking About You」を熱唱。美しいシンガロングが会場に広がり、ファンとFYURAの相互関係を象徴する瞬間となりました。その中で、メンバーはそれぞれファンにその思いを語り、温かい時間を共有しました。

新たな旅の始まり

最後に6人はアカペラで「Beautiful」を披露し、会場の空気を一つにまとめました。この歌はまるで今日のライブそのものを物語るように、彼女たちの結束や愛のメッセージを届けました。

そして、2025年10月29日には初のアルバム『ZERO』がリリース予定であることも発表され、ますますの注目が集まっています。新しいアーティスト写真も公開され、ファンの期待が高まります。今後もFYURAの音楽ライフに注目していきたいと思います。