LOWBORN SOUNDSYSTEMが新たな一歩を踏み出す
東京を拠点に活動するバンド、LOWBORN SOUNDSYSTEM(LBSS)が、2025年3月にデジタルEP「It's a show time」をリリースすることが決定しました。この新作は、エレクトロニカファンにはたまらない内容で、ダンスミュージックを愛する人々に向けた一枚となっています。バンドの結成は2005年に遡り、以来、アンダーグラウンドシーンでの音楽とお笑いの融合を推進し続けてきました。
今回のEPでは、特に注目すべき点が多々あります。まず、マスタリングには、電気グルーヴやFPMのエンジニアとして名高い渡部高士が関わっており、彼の手によって本作の音質はさらに磨かれています。さらに、掟ポルシェ(ロマンポルシェ。)、イルリメ、サイプレス上野、ポチョムキン(餓鬼レンジャー)、ZIGHT(ex. Night Camp Click)など、多くのアーティストがゲスト参加しており、彼らのコラボレーションによって生まれるサウンドの幅は想像以上です。
ダンスに特化した楽曲が揃う
今作のEPには、多様なスタイルのトラックが収録されています。90年代テクノを基調とし、エレクトロ・ディスコの要素を取り入れた「It's a show time」と「たかが朝まで数時間」、さらに盆踊りを大胆にアレンジしたトラック「Yatto-Sa!(阿波踊り)」など、ファンキーでアグレッシブな楽曲が揃い、フロアでの盛り上がりを確実に引き出してくれるでしょう。特に、リード曲である「Yatto-Sa!(阿波踊り)」は、独自のリズム感が生かされており、ダンスと祭りを融合した新しい潮流を感じさせます。
加えて、掟ポルシェやサイプレス上野といった豪華ゲスト陣による「BRING THE GAIN」は、カオティックなラップスタイルが印象的なナンバーです。彼らの存在感が光り、ダンスミュージックの中で新たなエネルギーを引き出しています。
絶妙なバランスのサウンド
LOWBORN SOUNDSYSTEMは、古澤彰がボーカルとギター、プログラミングを担当し、椿かおりや神無月ひろといった女性ボーカリストが共演するというユニークな構成で知られています。このバンドの魅力は、男性ボーカルと女性ボーカルの絶妙な掛け合いにあります。ライブパフォーマンスでは、ディスコやパンクの要素が取り入れられ、観客を惹きつけるエネルギッシュな演出が特徴です。
さらに、古澤自身が手がけたミックスや渡部高士によるマスタリングが施されており、ユーモラスになりすぎず、かつシリアスさを失わない音楽的な表現が見事に実現されています。アンダーグラウンド的な要素を持ちながらも、普遍的な魅力を称えるサウンドへと昇華されているのです。
「It's a show time」の収録曲
1. 「It's a show time」作詞作曲(古澤彰)mix(古澤彰)
2. 「Yatto-Sa!(阿波踊り)」作詞作曲(徳島民謡&古澤彰)mix(古澤彰)
3. 「たかが朝まで数時間」作詞作曲(古澤彰)mix(渡部高士)
4. 「BRING THE GAIN」feat 掟ポルシェ、イルリメ、ポチョムキン、ZIGHT、サイプレス上野
(作詞:掟ポルシェ、イルリメ、ポチョムキン、ZIGHT、サイプレス上野、作曲:古澤彰&渡部高士、mix:渡部高士)
5. 「It's a show time(DJ TASAKA Remix)」
6. 「CHANGE(サワサキヨシヒロRemix)」
7. 「LAST GAME(MCあんにゅ と本間本願寺Remix)」
8. 「たかが朝まで数時間(Takashi Furusawa Vocal mix)」
9. 「たかが朝まで数時間(Takashi Furusawa Dub mix)」
これからのLOWBORN SOUNDSYSTEMに目が離せない
今回のEPは、LBSSの新たな魅力を引き出すものとなっており、その活動に今後も注目が集まることは間違いありません。公式サイトや主催するイベント「ギリギリシティ」も要チェックです。150回目の開催を目前に控え、このイベントはますます盛り上がりを見せることでしょう。LOWBORN SOUNDSYSTEMの作品やパフォーマンスに触れることで、新たな音楽の世界を体感してみてください。
「たかが朝まで数時間」Music Video
公式サイト
ギリギリシティ公式サイト