音楽で社会課題解決
2025-10-31 09:54:34

音楽で社会課題に挑む新プログラムDUMIの魅力とは

音楽で社会課題に挑む新プログラムDUMIの魅力とは



社会課題の解決に音楽を活用する新たな試み、音楽プログラム「DUMI(デュミ)」が2025年4月から8月にかけてインクルーシブ合唱団「ホワイトハンドコーラス NIPPON」にて実施されました。このようなプログラムは、さまざまな年齢やバックグラウンドを持つ人々が音楽を通じて共存できる場を提供しています。

DUMIの概要


DUMIとは、フランス政府によって創設された「Diplôme Universitaire de Musicien Intervenant」の略称で、音楽家に対して特別な資格を与え、小学校や幼稚園で教師と共に音楽教育に関与することを目的とした国家資格です。このプログラムでは、楽器以外にも身体や周囲の材質を利用し、創造的な人間性の育成を促進します。DUMIの理念は、年齢や国籍、障がいの有無に関わらず、音楽を通じて全ての人が共存することにあります。

株式会社アンライクとDUMIの実施


株式会社アンライクが一般社団法人日仏DUMI協会と提携し、DUMIを実施しています。公式DUMISTE(DUMI資格保持者)である柳澤藍氏が主導し、多様な年齢層の参加者が音楽を通じて自己表現や共同活動を行っています。

プログラムの具体的な活動内容


多様なテーマをもとに、参加者が年齢ごとに異なる活動に取り組むことが特徴です。以下は実施された活動の一部です:
  • - 静けさを体感する(2025年4月、小学4年生以上): 静けさの中で集中し、小さな音に耳を澄ますことで感受性を高めるレッスンが行われました。ビニール袋や木の卵を使って「音を出さずに集中する」活動に挑戦。
  • - 音に対する理解を深める(2025年5月、年長〜小学3年生): 音を立てずに物を扱う遊びを通じて、集中力を養いながら音楽的感性を育てました。
  • - オノマトペとリズム(2025年5月、小学4年生以上): 様々な素材の触感をオノマトペで表現し、聴覚の有無に関わらず共通の言語でコミュニケーションを図る活動を実施。
  • - 音楽に包まれる喜び(2025年6月、幼稚園生): ヴァイオリン奏者やメゾソプラノ歌手を招いて、音楽体験を通じた協調性の醸成を図りました。
  • - 音の波動と振動を学ぶ(2025年7月、小学生): 自作の楽譜を作成し、音が水面に伝わる様子を観察することを通じて、音の科学を体感。
  • - 全員で曲を創る(2025年8月、小学生): 即興作曲の取り組みを行い、グループで音楽を創作する楽しさを経験しました。

参加者の声


プログラムを通じて、参加した子どもたちは思い思いの感想を述べており、DUMI体験が彼らにとって非常に嬉しい経験であったと語りました。「音を出しても出さなくても楽しい」との声や、オノマトペの活動を楽しんだという感想が寄せられました。
保護者からも、自由に表現し考える子どもたちの姿に感動したとの声が寄せられ、DUMIが安心感をもたらしたことが感じられます。音楽に対する新たな視点を得たことで、音楽への理解と感性が広がるきっかけとなりました。

DUMIの意義


DUMIは、音楽を通じて「聴く力」や「共に創る力」を育む場を提供します。これにより、参加者は社会の多様性を受け入れる広い視野を持ち、音楽を語り合うコミュニティを築くことができます。音楽は「出す」「聴く」「見る」「感じる」ものとして、講師や参加者、お互いの交流を通じて深まっていくのです。

株式会社アンライクについて


東京都と福岡県を拠点に活動する株式会社アンライクは、音楽を通じて孤立を解消することを目的に、様々な音楽教育プログラムを提供しています。DUMIプログラムは、その一環であり、誰もが音楽的感性を育むための貴重な機会を提供し続けています。ダイバーシティーが重視される現代において、音楽が持つ力を生かして多くの社会課題を解決する方法を模索しています。

詳しい情報については、アンライク公式サイトをご覧ください。


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