AsIsの新曲『絶望歌』で描く、希望と虚無の狭間

AsIsの新曲『絶望歌』ミュージックビデオがプレミア公開

7人組アイドルグループAsIsが新たに発表したシングル『絶望歌』のミュージックビデオが、先日公式YouTubeチャンネルでプレミア公開されました。この曲は、聴く人それぞれが抱える心の悩みや葛藤、そしてそこから得るエネルギーをテーマにしており、その深いメッセージが多くのファンの共感を呼んでいます。

『絶望歌』の歌詞とメッセージ

この楽曲の歌詞は、AsIsのプロデューサーであるバグベアと、同じくメンバーのななむぎが手がけています。歌詞には、「無理に明るく振る舞わなくてもいい」という言葉が象徴するように、時には絶望に沈むことも許されるという考え方が込められています。重要なのは、その感情を否定せずに受け入れることだと、楽曲は静かに訴えています。

作曲・編曲の背景

作曲はバグベアが担当し、編曲は宮川麿が手掛けています。バグベアは自身のコメントの中で、絶望や虚無感を経て得られるカタルシスを表現したいと語っています。強さや儚さ、喜びと悲しみが対称的に存在することを感じ取ることが、自分自身の心の中でどのように仕分けられるかは、まさに聴く人間次第だと言えるでしょう。

魅力的な振付

ダンスに関しては、振付けを担当した松岡篤志が、「日々の中で押し寄せる絶望を乗り越え、前へ進みたい」という思いを込めて振り付けたことが大きな特徴です。楽曲のエネルギッシュさを表現しながら、「自分を見失う」、「渦巻く絶望感」、「疎外感」、「打ちのめされる」といった脆弱さを感じさせる要素が散りばめられているのです。

MV監督が描く世界

ミュージックビデオの監督を務めた安部陸は、絶望や嘆きに呑み込まれたときに生まれる「虚無感」を強調しています。人が生きていても、救いにたどり着かない瞬間もあるとし、何も変わらないまま時が過ぎる様子を映し出しています。こうした不安定な感情を視覚的に描くことで、観客に強烈な印象を与えることが狙いです。

AsIsのプロフィール

AsIsは2024年3月にデビューした、ありのままの姿でいることを大切にする7人組のアイドルグループです。彼女たちは「君の好きを否定なんかしない」というメッセージを掲げて活動しています。メンバーそれぞれの個性を活かしながら、さまざまな表現に挑戦し続けています。彼女たちの公式ホームページやSNS（Twitter、YouTube、Instagram、TikTok）で、今後の活動をぜひチェックしてください。