House of Protectionが新EP『Outrun You All』をリリース！エネルギッシュな新曲も配信開始

House of Protectionが新EP『Outrun You All』を発表

元フィーバー333のメンバーによる新たな音楽プロジェクト、House of Protectionが待望の2作目EP『Outrun You All』を5月23日にリリースすることが決定しました。この発表とともに、リードシングル「Afterlife」の配信も始まっています。

新曲「Afterlife」

「Afterlife」は、オーストラリアでの初ツアーを終えたばかりの彼らの新作です。この曲は、Bring Me The Horizonの元メンバーJordan Fishがプロデュースを担当しており、House of Protectionのエネルギーをしっかりと感じさせる作品に仕上がっています。曲調は少しテンポが落ちていますが、彼らの特徴である爆発的なエネルギーは健在で、大胆な歌詞とド派手なリフが絶妙に絡み合っています。ミュージックビデオでは、ラバーコスチュームを着たドミナトリックスが幻想的な映像世界を展開し、視聴者を引き込む力強いインパクトを与えています。

バンドは「Afterlife」の制作について、最初のデモはシンプルなギターのスタブとムチの音のみだったと語っています。デビューEP『GALORE』では高速なテンポの曲に集中したため、重めのハーフタイム楽曲は後に見直すこととなりました。その結果、今作は彼らのお気に入りの一曲にまで昇華されました。

音楽シーンでの存在感

昨年リリースしたデビューEP『GALORE』は、音楽メディアの間で高く評価され、ロサンゼルスやロンドンでの初公演は即完売を記録。オーストラリアツアーでは、25,000人以上を動員するなど、彼らの人気は急速に高まっています。さらに、今月はイギリスのメタルコアバンドArchitectsの新アルバムに参加することも決定しており、ヘヴィミュージックシーンで注目を浴びるようになりました。

House of Protectionの姿勢

House of ProtectionのメンバーであるStephen HarrisonとAric Improtaは、音楽への情熱を持ち続けることが重要だと語っています。もともと、彼らはFever 333での成功や他の活動から来た競争を離れ、音楽への愛を再確認するためにこのプロジェクトを立ち上げました。多様なジャンルを取り入れた音楽作りは、彼らの哲学でもあり、常に新しいことに挑戦していく姿勢を貫いています。

EP『Outrun You All』の内容

『Outrun You All』は、彼らの音楽的探求心を具現化した作品です。タイトル自体は、Harrisonが持つタトゥーやConvergeの名曲へのオマージュでもあり、意味深いものとなっています。前作に続くこの新作は、より深いメッセージを持ちつつ、アルバム全体が統一感をもち、聴きごたえのある楽曲が揃っています。さらに、このEPは前作『GALORE』の「夜の側面」を描く応答的な作品ともいえます。

期待を超える新たなチャレンジ

彼らは、ただ音楽を出すだけではなく、リスナーや自分たちを驚かせることを意識していると言います。Improtaの言葉を借りれば、「良いストーリーを書くには、どこに行き着くかわからないまま書くべきだ」というクエンティン・タランティーノの考え方を支持しており、皆さんをさらに驚かせるような作品が期待されます。