Line 6の新アクティブ・ギター・スピーカー・システム『Powercab CLシリーズ』が登場

Line 6の新しいスピーカー『Powercab CLシリーズ』の全貌

音楽を愛するギタリストに朗報です。株式会社ヤマハミュージックジャパンが、Line 6ブランドより登場させた新しいアクティブ・ギター・スピーカー・システム『Powercab CLシリーズ』が、2025年11月19日に発売されます。このシリーズは、特にアンプモデラーや多様なペダルボードに対応しており、コンパクトなペダル型のアンプシミュレーターとも組み合わせやすい設計が特徴です。

幅広い音楽スタイルに応える

『Powercab CLシリーズ』は、どんな音量でも均一なトーンとフィーリングを提供し、高品位なサウンドを実現します。製品ラインには、『Powercab CL 212』と『Powercab CL 112』の2モデルが含まれ、練習やライブのパフォーマンスに最適です。前者は200W出力の12インチギタースピーカーを2基搭載し、後者は同じく12インチを1基搭載して100W出力を誇ります。

使いやすさを追求した設計

このシリーズのキャビネットは軽量で、オープンバック構造により音響特性も良好です。加えて、Line 6の独自技術である「スピーカー・モデリング」を搭載しており、これによって名機と呼ばれるスピーカーのサウンドを忠実にシミュレーション可能。ユーザーは、特定のスピーカーの響きやレスポンスをそのまま再現することができ、多様な音楽スタイルに対応することができます。

3バンドのルームEQ機能も搭載しており、Low、Mid、Highをブーストまたはカットすることで、音質をさらに調整できます。これにより、シンプル且つ直感的な操作が可能となり、ユーザーは自分の音楽表現をより細かくコントロールできるようになります。

2つのモードでの多用途性

『Powercab CLシリーズ』は、2つの異なるモードで動作します。「スピーカー・ボイシング・モード」では、6つのスピーカー・ボイシングの中から選択可能で、さまざまなスタイルの音楽に適したアイコニックなサウンドを実現します。逆に「パワーアンプ・イン・モード」を利用すると、モデラー側のキャビネット・ブロックをオフにし、高品質なパワード・ギター・キャビネットとしても機能します。

どちらのモードにおいても、XLRライン出力にインパルス・レスポンス（IR）ファイルをインポートすることができ、PAミキサーやオーディオインターフェースへの信号送出時に独自のバーチャル・キャビネットを構築可能です。この機能により、ユーザーはオリジナルのサウンドを追求しやすくなります。