株式会社リブランは、2026年4月1日から70歳まで安心して働ける就業環境の整備を始めると発表した。今回の取り組みは少子高齢化に伴い、企業が求められる長期的な雇用の実現を目指したもので、年間休日を120日へと拡大し、平均昇給率は5.8%に引き上げる予定だ。実際、リブランはこれまでも60歳以降の再雇用制度を活用し、社員が長く働ける環境を整えてきたが、今回の新制度はそれをさらに強化するものとなる。
リブランの雇用改革が進められる背景には、人口減少が進む中での労働力確保の必要性がある。特に、不動産業界では顧客との信頼関係や提案力が企業の成功に直結しているため、豊富な経験を持つベテラン人材の存在が不可欠だ。同社は、この取り組みを通じて、経験豊富な人材の知識を次世代に受け継ぎ、サービス品質の向上を図っていく。
さらに、リブランでは市場調査に基づいた採用条件の整備にも乗り出している。2026年1月時点の調査によれば、東京都内の不動産関連職の79.6%が年間休日120日以上を提示しており、休日や待遇が採用市場における重要な要素となっている。そこで、リブランは長期的な働き方の環境を整備すると同時に、待遇や労働条件を市場に合わせたものに刷新し、採用競争力を強化する方針だ。
また、リブランが推進する働き方改革には、年間休日を110日から120日へ増加させ、完全週休二日制を導入する施策も含まれている。これにより、20代求職者が重視する労働条件にも対応し、社員の働きやすさを実現しようとする。また、5.8%の賃金引き上げは、長期的な安定を実現するための制度であり、実質的な処遇改善にも寄与する。
リブランの常務取締役、原氏はこの制度改定について、単なる待遇改善ではなく、組織づくりにおける必要な基盤の整備と位置付けている。彼は、今後も経験豊富な社員と若手との共生を進め、両者が活躍できる場を提供し続けることが重要であると強調した。年齢に関わらず、一人ひとりが力を発揮し、経験や知見を活かせる組織へと進化していく意向がうかがえる。
リブランは、音楽を楽しむことができる防音賃貸マンション「ミュージション」を展開し、幅広いライフスタイルを支える企業としても知られている。今回の新制度は、社員のライフスタイルを尊重しながら、組織全体の成長を目指すものとなっている。企業としての成長だけでなく、社員が安心して働き、挑戦できる環境を提供することは、今後の不動産業界の新たなスタンダードとなるだろう。
今後もリブランは、持続可能な働き方の実現に向けた活動を進め、多世代が共に成長できる組織作りを推進していく予定だ。