大西亜玖璃の3rd LIVE、感動を呼ぶ2DAYSイベントの全貌

2023年9月27日と28日に横浜ランドマークホールで開催された大西亜玖璃の3rd LIVE。声優としても知られる彼女がアーティストとして，切ない楽曲から盛り上がるポップチューンまで、さまざまな表情を見せました。

コンセプトミニアルバムの楽曲が生んだ感動

初日、9月27日には「失恋モノクローム」というタイトルの公演が行われ、彼女の最新コンセプトミニアルバムをテーマにした内容となりました。開演早々に聞こえてきた朗読は、観客を物語の世界に引き込みます。「恋をしたことがありますか？」の問いかけからスタートし、主人公の恋の相談役として「君」という存在を描き出しました。観客はそのストーリーに引き込まれ、切ないバラードに耳を傾けました。

新曲「世界の全てがさよなら」が始まると、彼女の優しい声が会場を包み込み、続く「いつもどおりに」では心を揺さぶるようなメロディが観客の心を掴みました。大西は、朗読と歌を交互に披露するユニークなスタイルで、楽曲一つ一つに物語を添えました。特に「にじんでく」後の朗読では聴衆を笑わせる要素もあり、キャラクターの悩みを共感しつつ楽しむことができました。

夜公演での盛況な一体感

同日の夜公演は「POP&PARTY SIDE～あぐぽんと最強の仲間たち～」ということで、既存の楽曲を中心に観客を盛り上げました。昼公演とは逆に、参加型の楽しい雰囲気で、観客は周囲を気にせず自由に声を上げることができました。オープニングからのナレーションに引き続き、元気いっぱいな曲調「Do you agree？」でライブがスタート。観客は一瞬で引き込まれ、手を振り上げて彼女のパフォーマンスに反応しました。

大西は、ステージを降り近くの通路へ歩を進めながら、目の前でパフォーマンスを行うことで観客との強い繋がりを見せました。「指先ハート」では、ファンとの距離が近いため、笑顔や驚きの反応が見えました。後半に行くにつれて、観客全体が一つの大きな声となり、彼女は観客のリアクションに応えながら進行しました。

2日目の生バンド演奏

28日は「Rock&Roll Lady LIVE」と題し、バンド編成によるパフォーマンスが行われました。大西の衣装はポリスハットにチェックのジャケットというクールなスタイル。開幕から「イニミニマニモ」でロックの魅力を存分に披露し、「NTMUエイリアン」へと流れるような構成です。

彼女は、特にロックに強みを持つ楽曲を自在に歌い上げ、観客を熱狂の渦に巻き込みました。MCでは観客とのコミュニケーションを大切にしながらも、抜群の安定感を保ちプレイしました。曲が進むごとに没入感は増し、「夢で逢えなくても」での大合唱は圧巻の一幕でした。最後まで盛り上がり、観客と彼女との絆を感じることができる時間となりました。