オークファングループがTikTok Shop『NETSEA MallLive』を開設し新たな販路を開拓

オークファングループ、TikTok Shop『NETSEA MallLive』をオープン

日本国内でのEC市場の拡大が続く中、株式会社オークファングループの子会社であるSynaBizが、TikTokのショッピング機能を活かした新たなストア『NETSEA MallLive』を6月30日に開設しました。この取り組みは、国内最大級のBtoBマーケットプレイス「NETSEA」と連携し、多様な商品を扱うことで、新しい購買体験を提供することを目指しています。

『NETSEA MallLive』の特徴

『NETSEA MallLive』では、様々なジャンルの商品が大手サプライヤーから提供されます。TikTokのユーザーは、自らのフィードで商品が即座に購入できる環境が整っており、視覚的なアプローチを通じて商品の魅力を引き出します。特に若年層を中心に人気を集めているTikTok内での商品購入が、よりスムーズに行えることが期待されています。これにより、ユーザーはリアルタイムでのショッピング体験を味わうことが可能となります。

また、このストアでは在庫管理や販売状況を自動的に更新するシステムが導入されており、サプライヤーにとっても非常に利便性が高い仕組みとなっています。TikTokのインフルエンサー（ライバー）は自身のフォロワーに商品を紹介することで、販売が成立した際に報酬を得ることができるモデルも導入されており、双方向的なマーケティングが強化されています。

サプライヤーへのメリット

オークファングループは、サプライヤーに対して新たな販路を提供することに注力しています。特にライブコマース市場に至るリソースが不足している企業に対しても、NETSEAを通じた出店支援を行います。これにより、手軽にライブコマースでの展開が可能となり、商品の流通が広がることが期待されています。

例えば、サプライヤーは難しい手続きなしに、オークファンの提携ライバーが商品を代行販売することで新しい顧客層にアプローチできるようになります。このシステムが導入されることで、国内外を問わず新たなビジネスチャンスが生まれるのです。

ライブコマースの未来

オークファングループは、ライブコマース分野に積極的に取り組んでおり、商品供給の面でも海外展開を視野に入れています。特に、中国市場ではライブコマースの急成長が見込まれており、2025年にはさらに市場が拡大すると予測されています。この流れに合わせて、オークファンは独自のサービスとインフラを強化していく方針です。

TikTokは世界中で15億人以上のユーザーを抱え、EC機能「TikTok Shop」は急成長を遂げています。視聴中に商品を即購入できる仕組みが、特に若年層に支持されているため、オークファングループの取り組みはまさにタイムリーなものと言えるでしょう。

今後の展望

今後の予定では、オークファングループはさまざまなライブコマース施策を強化し、TikTok Shop情報のメディア運営やライバー育成スクールとの連携、さらにはEC管理ツールの強化などを進めていくとしています。また、ライバーが配信を行うためのスタジオ拠点も増やす予定です。
これによって、TikTok Shopを中心としたライブコマース関連サービスのさらなる発展が期待されます。さらなる情報は、各サービスのリリース時に発表される予定です。