HYと三線プロジェクト
2025-03-17 18:36:08

HYが環境問題に向き合う三線プロジェクト、新曲とともにお披露目

音楽界のヒーローHYが、結成25周年を迎えるにあたり、特別なプロジェクトを発表しました。それは、地球環境について考える港となる「三線」を誕生させることです。 HYは、自身の音楽活動を通じて沖縄の自然を守る活動に取り組んでいますが、このたび、被災した漆芸職人や女子大学生とコラボレーションし、特別な三線を制作しました。

白化サンゴを用いたこの「そこにあるべきではない三線」は、ただの楽器ではなく、環境問題に対する意識を高めるためにデザインされています。使用された白化サンゴは、環境条件の悪化を理由に回復が見込めない状態にあるサンゴです。この貴重な素材を使用した三線を制作すること自体が、環境問題の重要性を訴えるメッセージを持っています。

プロジェクトのキックオフは、2024年7月に開始され、2025年3月14日から16日にかけて行われる「HY SKY Fes 2025 & 前夜祭」で、その真髄が披露されました。前夜祭に参加したHYのメンバー名嘉俊は、「一見ネガティブに聞こえるテーマだが、この三線が持つ意味を理解してほしい」と強調。一方、京都女子大学の前崎教授も、三線制作の意義を説明し、参加者の意識を喚起しました。

この日のメインとなったのは、件の三線をHYが演奏し、同プロジェクトのテーマソング「そこにあるべきでないもの」を初めて披露したこと。さらに、特別映像も公開され、その中では三線の背後にあるストーリーが描かれています。世界に一つだけのこの三線の製作に、HYメンバーが直筆のイラストを提供し、沖縄のあい染職人や漆芸職人がデザインに命を吹き込んでいます。

特に今回のプロジェクトは、音楽のみならず、伝説の工芸技術を次世代へと受け継ぐための重要な試みでもあります。HYは今や日本国内外に広く知られており、音楽を通じて社会問題への関心を喚起する影響力を持っています。彼らの新しい取り組みは、音楽ファン以外にも多くの人々に環境への理解を深めるきっかけとなるでしょう。

また、この三線の発表に先立ち、HYのベストアルバム『LOVE STORY~HY BEST~』が発売されており、彼らの25年間の集大成としてファンの間で注目を集めています。今後、HYはその音楽活動を通じて、さらなる社会貢献を目指していくことでしょう。音楽と環境、そして工芸が交錯するこのユニークなプロジェクトは、音楽史に新たな一ページを刻むことになるでしょう。相対するテーマを組み合わせ、HYは一層深いメッセージを世に届けていくのです。皆さんも、HYの新たな動きにぜひ注目してください。


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