シャーロット・デ・ウィット、注目のデビューアルバムをリリース
テクノ業界のアイコン、シャーロット・デ・ウィットが念願のセルフタイトルデビューアルバムを自身のレーベル「KNTXT」を通じて発表しました。このアルバムは、彼女が6年連続で「DJ Mag Top 100」において世界第1位に輝いたことを受けてのもので、先月、ロサンゼルスで行われた一連の公演中に発売されました。特にその中の一つ、『グラミー・ミュージアム』でのトークイベント「A Conversation With Charlotte de Witte」がオープニングイベントとなりました。
彼女は、ここ15年間にわたってテクノシーンの最前線で活躍してきたベルギー出身のDJであり、数多くのEPや受賞歴を持っています。彼女は自身の音楽的アイデンティティを洗練された形で表現したいという情熱を持っており、その思いを本アルバムに込めています。
アルバムの中身とその魅力
シャーロットは、「このアルバムは私の音楽の核心であり、ダンスフロアを深く反映した作品です」と語ります。彼女によると、この作品は単なるトラック集ではなく、彼女自身の人生や思いが凝縮されたものになっています。彼女が「自分勝手なアルバム」とする理由は、幅広い層へ訴求することを考えず、純粋に自分自身のために創り出したものであるからです。「心を動かすことに従った結果、生まれたものがこのアルバムです」と彼女は続けています。
アルバムは全11トラックから成り立ち、アシッド感あふれる「The Realm」、力強いオルガンが印象的な「No Division feat. XSALT」、疾走感溢れるテクノとComma Deeのラップが融合した「The Heads That Know」などが収録されています。これらのシングルは、すでにVogueやBBC 6 Music、Resident Advisor、DJ Magなどで高い評価を得ており、彼女の地位をさらに確固たるものにしています。
公演とメディアへの登場
シャーロットは以前、ポップアップの「シティ・テイクオーバー」イベントを通じて本アルバムのリリースを予告していました。その中でも、ニューヨークでの6公演は瞬く間に完売し、ロンドンでも同様の成功を収めました。現在、彼女はロサンゼルスでの4公演を実施しており、観客を魅了しています。また、彼女はTomorrowlandのメインステージでのオープニングとクロージングを務めた初のアーティストとしても注目を浴びています。
さらに、雑誌『ELLE』ベルギー版の表紙も飾り、大きな話題となっています。母国ベルギーでは、2026年2月6日にFlanders Expoでの公演を発表し、圧倒的な人気を誇っています。今年、彼女のアーティスト活動15周年の一環として、追加公演が決定したことも嬉しいニュースです。
最後に
シャーロット・デ・ウィットは、音楽界における存在感をますます高めており、今後も新たな音楽の道を切り開いていくことでしょう。彼女の新しいアルバムがどのように彼女自身やテクノシーンに影響を与えるのか、目が離せません。
リリース情報
- - アーティスト: シャーロット・デ・ウィット
- - アルバムタイトル: Charlotte de Witte
- - レーベル: KNTXT
- - 配信リンク: こちらをクリック
トラックリスト
1. The Realm
2. No Division feat. XSALT
3. Vidmahe
4. Memento Mori
5. Become
6. The Heads That Know feat. Comma Dee
7. Higher
8. Domine
9. After The Fall feat. Lisa Gerrard
10. Hymn
11. Matière Noire feat. Alice Evermore
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