ミュージカル『アニオー姫』の概要
2026年9月、KAAT神奈川芸術劇場にてミュージカル『アニオー姫』が世界初演されることが決定しました。本作品は400年前の史実に基づく、越境を超えた愛の物語に焦点を当てています。製作は「アニオー姫」実行委員会が行い、これまでのオペラ『アニオー姫』に新たな楽曲を加えた新しいミュージカルとしての挑戦です。
キャストとスタッフの紹介
本作の総監督・演出を務めるのは、オペラ歌手としても活躍する大山大輔氏。楽曲制作には、オペラでもその実力を証明したチャン・マィン・フン氏が携わります。主役の荒木宗太郎役には、実力派ミュージカル俳優の田代万里生さんと小野田龍之介さんがWキャストで出演。また、タイトルロールのアニオー姫役には、宝塚歌劇団出身の音くり寿さんや、オーディションで選ばれたベトナムの女優が名を連ねる予定です。
さらに、アニオー姫の父、グエン王役には今井清隆さん、お妃役には吉沢梨絵さん、運命の占い師を演じる井料瑠美さんをはじめ、豪華なキャストが揃い、観客を魅了します。
物語の背景
物語は17世紀初頭の“大航海時代”を舞台にし、広南国の王女・玉華姫と日本の商人・荒木宗太郎の出会いから始まります。彼らは大海原の船上で運命的に出会い、恋に落ち結婚を決意します。しかし、彼らの恋は父親の許可を得て、長崎へと旅立つことになります。
「アイン・オーイ!」という言葉で、長崎の町中で朗らかに元気を呼びかける玉華姫は、町の人々から「アニオーさん」と愛称で呼ばれるようになり、二人は幸せな家庭を築いていきます。しかし、時は流れ、長崎奉行から鎖国の通達が下され、二人の愛は試練に直面することになります。
公演情報
このミュージカルはエモーショナルなストーリーに加え、素晴らしい音楽とパフォーマンスが融合することでしょう。2026年9月11日から28日まで、KAAT神奈川芸術劇場で全20回の公演が予定されています。チケットの一般発売は2026年5月から開始される予定ですので、詳細については公式ウェブサイトをご覧ください。
最後に
「アニオー姫」は、400年前の国境を越えた愛の物語を現代に蘇らせ、観客に感動を与えること間違いなしです。愛と歴史が交錯する本作に、ぜひご期待ください。