原点回帰と言える状況でした。
この特別なハワイ公演では、トム・モファット・ワイキキ・シェルという美しい屋外ステージに立ち、約4000人のファンが応援に駆けつける中、メンバー4人が現地の花輪で歓迎される姿には感動を覚えました。彼らが舞台に登場すると、まず「ゆずれない夏」の演奏が始まります。曲の冒頭では「青い空に夏が笑えば胸の奥の痛みなんてサヨナラできるよ」という歌詞が、今回の困難を乗り越えた彼らの心情と見事にシンクロしていました。
演奏される中で、特に春畑道哉のギターソロがワイキキの空へ高く昇る様子は印象的で、メンバーたちも感謝の気持ちを言葉にし、ファンと共に40周年の乾杯を交わしました。特別な感情が彼らのパフォーマンスに込められ、観客の心には大きな感動が走りました。
続く曲では、TUBEのデビューシングル「ベストセラー・サマー」が披露され、彼らの音楽キャリア40年を感じさせるパフォーマンスに、観衆も共鳴しました。この日、初めてホノルルで聴けることになった「憧れのハワイ航路」も、過去の思い出を呼び起こし、会場には拍手喝采が起こりました。
公演の中ではフラダンサーズも登場し、特別なハワイアンアレンジで「SUMMER DREAM」や「Beach Time」が演奏されるなど、彼らのアーティストとしての幅広い表現力が感じられる場面もありました。このような情景は、彼らの心温まるマインドが存分ににじみ出ていました。
夕暮れ時には、メロウな「Purity -ピュアティ-」が演奏され、観客は生涯忘れ得ぬような美しい情景を目の当たりにしました。さらには、現地のミュージシャンとのコラボで行われた「SHA LA LA」が、まるでTUBE版アロハフェスティバルのように楽しい祝祭感で包み込む瞬間もありました。
更に、ヒット曲「さよならイエスタデイ」では、メンバーが観客を煽り、「シーズン・イン・ザ・サン」では6000人のファンが一体となり、喜びを分かち合いました。アンコールでは、驚くべきゲストとして広瀬香美が登場し、期待の新曲「ロマンス・イン・ザ・サン」を初披露すると、観客は歓喜の声とともに跳び上がりました。
クライマックスでは、彼らの名曲「Keep On Sailin’」が演奏され、共に進むことを誓う心温まる瞬間が訪れました。この瞬間、会場全体がひとつになり、特別な思い出となること間違いありません。
TUBE苦悩の中での40周年祭が、最終的には大成功に終わり、ファンのために新たなツアー「Keep On Sailin’」の開催も発表されました。このように、TUBEは変わらぬ姿勢を持ち続け、ファンを楽しませてくれる存在です。
WOWOWでは、TUBEのハワイ公演をライブ&ドキュメンタリー番組として2時間にわたり独占放送します。バックで繰り広げられるさまざまな出来事や特別な瞬間をぜひお見逃しなく!お楽しみに!