九州公演2026
2025-12-12 12:40:25

九州に根ざした音楽文化を育む 日本フィルの第51回九州公演

日本フィルハーモニー交響楽団が2026年2月に開催する「第51回九州公演」が、今年で半世紀を迎えます。1975年から続くこの公演は、日本の音楽文化を支える一大プロジェクトです。

この公演の最大の特徴は、市民が主体となって運営し、各地で開催されている点です。九州全域で実行委員会が設立され、地域住民がオーケストラの活動を支えていることからもわかるように、日本フィルは単なる演奏会に留まることなく、より深い音楽文化の育成を目指しています。

第51回は、鹿児島を皮切りに、北九州、大分、熊本、福岡など、計9回の公演が予定されています。指揮には藤岡幸夫が就任し、ソリストにはヴァイオリニストの周防亮介、ピアニストの阪田知樹が参加します。各地での演目にはモーツァルトの《魔笛》序曲、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番、ベートーヴェンの《田園》などが予定されています。

公演の初日は2月7日、鹿児島の宝山ホールで行われ、最終日は2月18日に長崎で行われます。

藤岡幸夫は「オーケストラって素晴らしいと感じてもらえるような演奏会を心がけています。予定されている曲はそれぞれの地域に根付いたもので、毎回新しい発見や感動があるはずです。驚きや楽しさを提供できることを楽しみにしています」と意気込みを語ります。

主催者としての責任感を持ちながら、地域とオーケストラが一体となった音楽体験を創出することが、日本フィルのこの公演の目的の一つでもあります。音楽を通じて感動を分かち合うことは、参加者全員の共通の願いです。

周防亮介は、今回の公演で演奏するブルッフの協奏曲に特別な気持ちを持っています。「この曲は、学生時代から長年親しんできた作品ですので、たくさんのお客様にその魅力を伝えたい。さらに多くの場所でこの曲を演奏できる機会を得られてとても光栄です」と語ります。

阪田知樹も「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏できることを大変嬉しく思っています。これは自身の音楽的な理想像であるラフマニノフの作品を通じて、観客いっぱいの心に響くような演奏を届けたい」という思いを伝えています。

公演の準備に向けた記者会見は12月9日にアクロス福岡で行われ、参加者が公演に寄せる思いや期待を語りました。

公演中、聴衆はオーケストラのパフォーマンスを楽しむだけでなく、地域との連携を感じながら、音楽に浸るひとときを体験することでしょう。日本フィルにとって、このようなプロジェクトは、単なる演奏活動の枠を超えた大切な文化的コミュニケーションの場となるはずです。

チケット購入は、日本フィルの公式サイトや各取扱店、チケットぴあ、ローソンチケットなどで可能です。繰り返しお伝えしますが、九州地域の皆さんこの特別なオーケストラ体験を決してお見逃しなく。


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