韓国のBeyond Musicがクオンタムリープと提携、日本市場に音楽IP投資を拡大
韓国のBeyond Musicがクオンタムリープと提携、音楽IP投資を強化
2023年10月、日本のクオンタムリープ株式会社が韓国の音楽IP投資企業Beyond Musicと基本合意契約を締結したことを発表しました。この新たな提携は、日本における音楽IP投資や音楽コンテンツ関連事業を対象としており、両社はこの協力を通じて音楽産業の成長を目指します。
提携の背景と目的
クオンタムリープは、音楽IPの買収や流通、リブランディングを支援する企業であり、Beyond Musicはアジアにおける音楽IPの専門性を生かしている企業です。この協力によって、両社は日本の音楽資産の価値をさらに高めるための施策を進めていくこととなります。これにより、日本の優れた音楽IPを収集し、グローバルに展開する方法で資産価値の向上を図る予定です。
また、日韓の音楽コンテンツを共同で制作し、投資するための体制を強化することも目指しています。このプロジェクトは、単に音楽にとどまらず、アニメーションやゲーム、広告など多岐にわたるコンテンツ産業へとその範囲を広げていきます。
日本のクリエイターの権利向上
この提携においては、「日本のクリエイターの権利の価値向上を第一」に掲げており、音楽資産の発掘や活用に注力します。クオンタムリープの国内ネットワークを活かしつつ、Beyond Musicとの協力によってこれらの目標を実現していく考えです。特に、クオンタムリープ社長の中村智広氏は、音楽IPの資産価値の最大化が重要であると強調しています。
Beyond Musicの展望
Beyond Musicの代表取締役社長、チョ・ジンウ氏は、「このパートナーシップにより、音楽IP産業のイノベーションを加速し、グローバル市場での成長を目指します」とコメントしており、クオンタムリープとの協力によって新たな価値を提供するための基盤を築くことの重要性を述べています。
韓国市場における日本音楽の価値
さらに、クオンタムリープコリアの代表、ジョン・チョルユン氏は、韓国での日本音楽IPの人気が高まっていることを指摘。この提携が日韓の音楽産業の共同成長につながる可能性があると述べ、両国の文化交流における新たな道を示唆しています。
まとめ
この基本合意契約は、日本における音楽IP投資の新たな展開を示し、Beyond Musicとクオンタムリープの共同プロジェクトによって、アジア市場における音楽の価値がさらに高まることが期待されます。両社の手によって新たな音楽エコシステムが構築されることに注目が集まります。