神奈川のオルガン音楽の旅、豊かな音色に浸るひととき
神奈川県の秦野市に位置する聖ルカ教会は、長い歴史を誇る信仰の場であり、その中心にあるのがイタリア製のパイプオルガンです。2025年1月には神奈川県民ホールが開館50周年を迎えることを記念し、オルガンの魅力を広く伝えるべく、特別なコンサートが企画されています。このコンサートは、イタリアのゼーニ社製オルガンを用いて、バロック音楽の美しい音色を楽しむ絶好の機会となるでしょう。
神奈川県民ホールとオルガンコンサート
1975年に公立で初めてパイプオルガンが設置された神奈川県民ホールは、以来408回にわたる「オルガン・プロムナード・コンサート」を開催し、地域の文化芸術の拠点として機能してきました。2026年2月7日(土)には秦野聖ルカ教会で「C x Organ シー・バイ・オルガン」と題した特別コンサートが行われます。このコンサートは、休館期間中も続く神奈川県民ホールのオルガン普及活動の一環として実施されます。
聖ルカ教会のオルガンの魅力
聖ルカ教会に設置されているオルガンは、長年にわたり日々の礼拝や地域の音楽活動に寄与してきました。イタリアのゼーニ社が手がけたこのオルガンから流れ出る音色は、明るく雄弁で、まさにイタリア音楽の魅力を伝えるものです。地元の人々にも愛されるこのオルガンで、イタリアのバロック音楽を楽しむひとときをぜひご堪能ください。
プログラム内容
今回のコンサートでは、オルガン・アドバイザーの中田恵子が演奏を担当します。演目には、フレスコバルディの「トッカータ 第1番」と、J.S.バッハの「オルガン協奏曲 イ短調 BWV593」が含まれています。この曲は、バッハがヴァイオリン協奏曲をオルガン用に編曲したもので、バロック音楽の魅力が凝縮されています。また、「トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564」では、特にアダージョ部分にヴィヴァルディの影響が色濃く見て取れます。これらの名曲を通じて、聴衆はイタリア音楽のエッセンスを体感できるでしょう。
公演の詳細
コンサートは2回公演が予定されており、どちらも約50分の内容です。また、開演15分前からは視覚に配慮した参加者向けの事前説明も行われます。入場は無料で、事前予約が必要ですが、多くの方に気軽にお越しいただける設定となっております。県内の美しい自然に囲まれた秦野で、心温まる音楽のひとときをお過ごしいただければ幸いです。
公演の詳細や予約については、神奈川県民ホールの公式サイトを通じて確認が可能です。現代音楽から古典まで様々なオルガン音楽の魅力を一緒に発見しましょう。
連絡先・検索情報
この機会に、豊かなオルガン音楽の世界にぜひ足を運んでみてください。