久留米第九2025
2025-12-02 14:54:23

市民による音楽の祭典『久留米第九2025』12月に開催決定!

12月28日、久留米で再び歓喜の音楽が響く!



2025年12月28日(日)、久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて、待望の『久留米第九2025』が開催されます。

人気の秘密



このイベントの魅力は、何と言っても「市民が自ら演奏する第九」です。久留米市民の手によって編成されるこのオーケストラや合唱団は、毎年多くのファンを魅了しています。200人を超える大合唱が織りなすその迫力は、聴く者の心に深く響き、年末の久留米に特別な彩りを加えます。

久留米と第九の深い関係



年末になると、日本各地でベートーヴェンの交響曲第九番が演奏される光景が見られますが、その第九と久留米には特別な歴史的背景が存在します。実は、久留米は「日本人が初めて第九を聴いた地」だと言われています。

その始まりは1919年12月3日、久留米高等女学校での出来事に遡ります。この日、帰国を前にしたドイツ兵と日本人の間で音楽会が開催され、そこでベートーヴェンの第九が部分的に演奏されたのです。この瞬間が、日本における第九の初めての出会いとなりました。

当時、久留米には第一次世界大戦で捕虜となったドイツ兵が多く住んでおり、彼らは収容所内で音楽活動を行い、その数は200回を超える演奏会があったと言います。このような歴史が、現在の久留米第九を育んでいるのです。

市民の手によるプロジェクト



久留米第九は2019年に初めて市民を中心に結成され、その後も毎年続けられています。コロナ禍に一時中断したものの、2023年に第2回公演が再開され、現在まで続いています。

「初期には九州交響楽団にご協力いただきましたが、予算の都合で市民主体のオーケストラに変わりました」と事務局長の山坂さんは言います。このイベントは、特定の団体に属さず「やりたい」という人々が毎年集まって新しい形で結成されていくのが特徴です。そのため、参加者は年々増加し、今年は80名以上の管弦楽団が編成されることになりました。

また、合唱団も完全に市民から公募され、昨年は200名を超えるメンバーが参加しています。初めて参加する人から経験豊富な人まで、様々な立場の人々が共に歌う姿が、久留米第九の魅力をさらに深めています。

特に、今年は中学生が部活動として参加することになり、世代を超えた音楽の継承も行われています。「若い世代にバトンを渡したい」と語る山坂さんは、久留米の市民が第九の重要性を知り、継承していくことの大切さを強調します。

結びに



久留米の地で生まれ、長い歴史を有する「第九」。その声と音楽が再び息を吹き返し、今、200名を超える市民の手によって奏でられています。この感動的な音楽の祭典をぜひ体感してください。あなたも、久留米市民と共に、この歴史的瞬間を共有しましょう。感動の声と共に、特別な年末を迎えましょう。


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