ぐんまちゃんが4回目の劇団コンサートを開催
群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が、3月20日(祝)に群馬会館で「劇団ぐんまちゃんコンサート」を開催しました。このコンサートは、なんと4回目。今年も多くのファンで賑わい、約700名が集まりました。
昨年から続く「ぐんまちゃん」のテレビアニメシリーズは、地域の魅力を広げる役割を果たしており、2021年に始まりました。その中で「ぐんまちゃん」は、子ども向けの楽曲やダンス曲を続々とリリースしています。昨年は新たにオリジナル遊び歌も追加され、より多くの子どもたちに楽しんでもらえるような工夫が見られました。
コンサートは午前と午後の2部制で進行。公演開始前から、チケットは完売し、ファンの期待が高まります。ステージには、ぐんまちゃんの仲間たちである「あおま」や「みーみ」、また楽曲や振り付けを担当した保育アーティスト「出口たかし」、YouTubeチャンネルでもお馴染みの俳優「中野美優」、さらに群馬を拠点とするアイドルグループ「あかぎ団」の「じゅじゅ」も出演しました。
今回のコンサートは「ぐんまちゃんの世界旅行」をテーマに構成。ステージには巨大なLEDモニターが設置され、群馬会館が飛行機や宇宙船に変身する演出が施されています。観客は、ぐんまちゃんたちと共に世界や宇宙の旅行へと出発する体験ができます。
最初のプログラムはアニメの主題歌「SWITCH!」から始まり、次に「パンダうさぎコアラ」では、あおまが中国に行きたいと述べ、みーみがうさぎをリクエスト、ぐんまちゃんはオーストラリアでコアラを見たいと主張しました。この3匹のキャラクターのリクエストが盛り込まれたステージ演出には、観客からも大きな声援が上がりました。
しかし、急なアクシデントが発生し、飛行機に変形した群馬会館は燃料切れで出発できない事態に。あおまとみーみが出題するクイズに挑むことでエネルギーをためるコーナーが用意され、事前配布された特殊なパスポートも活用されました。正解するごとに会場の盛り上がりが増し、無事に出発準備が整いました。
次に、中国やオーストラリア、アフリカ、アメリカを巡る旅に出かけ、特にオリジナル遊び歌「ぐ〜!ぐ〜!ぐんまちゃん」では、子どもたちの心をつかむパフォーマンスが光りました。その後、宇宙旅行に切り替えられ、会場が一体となってカウントダウンを行い、宇宙船の出発シーンでは「ぼよよん行進曲」が披露されました。感動的な雰囲気が会場を包み込みました。
宇宙の旅では、月の近くに住むウサギとの遭遇や、宇宙船が小惑星に遭遇するというスリリングな展開もあり、来場者と一丸となってクイズに挑むことで難を逃れ、大いに盛り上がりました。最終的には彼らは天の川銀河が見えるマーグン星雲に到着し、「世界中のこどもたちが」を披露。最後には、ぐんまちゃんのダンス曲が流れる中、コンサートは盛大に幕を閉じました。
終演後には、ぐんまちゃんのハイタッチ会や物販、YouTubeチャンネル登録キャンペーンも行われ、参加者たちは思い思いの時間を楽しみました。このようなコンテンツが地域に与える影響は計り知れず、今後の「ぐんまちゃん」の活躍に期待が高まります。