カラオケ事情の変化:推し曲を歌わない理由とは?
最近のカラオケの利用実態に関する調査では、カラオケが単なる娯楽だけでなく、個々の“推し”を意識した選曲が重要視される分野であることが明らかになりました。調査を行ったのは、音楽メディア「UtaTen」で、彼らの調査から見えてきたカラオケの現状について深掘りしていきます。
カラオケ利用頻度と利用者の意識
調査によると、カラオケに行く頻度の最も多い層は「2〜3か月に1回」という結果が出ました。この頻度に該当するのは25.4%で、約4人に1人がライトユーザーであることが分かりました。一方、月1回以上通うと答えたのは24.3%で、ヘビーユーザーは少数派のようです。
カラオケに行く理由としては、44.8%が「純粋に歌を楽しむため」と回答しており、「交流」や「ストレス発散」はそれに続く形になっています。これは、カラオケが確実に社交の場から個人の表現の場へと変化していることを示しています。
一緒に行く相手と選曲の変化
カラオケに同行する人の割合を見てみると、最も多いのが「友人・知人」で46.7%、次に「家族」が35.0%と、この二つが全体の81.7%を占めています。驚くべきは「職場の人」とのカラオケはわずか0.8%で、以前のような「付き合いカラオケ」がほとんどなくなっていることが分かります。
選曲に関しては、「相手に合わせて選ぶ」という回答が43.9%を占めた一方で、「自分の好きな曲をそのまま歌う」と答えた人も51.3%いました。このことから、自由な選曲が増えつつも、他者の存在が強く影響していることがわかります。特に、“推し”の楽曲については周囲を気にする傾向が見られ、自己表現と社交的な選曲が共存しています。
推し活世代の選曲ルール
自由回答からは、多くの人が“推しの曲は人前で歌わない”といったエピソードを寄せており、自身の「推し」が誰かによって歌う曲を変える様子が伺えます。特に、「友達や知り合いが嫌だと思う曲は歌わない」という声や、「推しが同じ相手とは推しの曲を歌うが、知らない相手の前では控える」といった選曲ルールが見られました。
また、ヒトカラを利用することで自由に歌える曲が存在することも視野に入れてみる必要があります。一人で行くカラオケでは、周囲を気にせず自分の好きな曲を楽しめるため、推し曲を存分に歌う姿が想像できます。
総括と今後の展望
今回の調査を通して、カラオケは「歌を楽しむため」のスペースとして広がりつつあり、今後とも変化が期待されます。推し活世代が意識する選曲の背景には、音楽やファン文化の変化が根底にあると考えられます。
音楽メディア「UtaTen」が実施する調査「UtaTen調べ」では、今後もカラオケをはじめとしたエンタメのトレンドをキャッチし、リアルなユーザーの声を反映していく予定です。音楽の楽しみ方は日々進化し続けており、その変化を見逃さないようにしたいところです。