宮沢賢治の名作に触れるプラネタリウムコンサートが再登場

宮沢賢治の世界を音楽で楽しむ

2025年10月から11月にかけて再演予定の『Planetarium Concert -宮沢賢治と星降る夜のクラシック-』が、音楽と星空の融合による特別な体験を提供します。前回の公演は、満席続きの人気を誇り、宮沢賢治の文才とクラシック音楽が交差する瞬間を多くの観客が楽しみました。

宮沢賢治に捧げるクラシック音楽

このプラネタリウムコンサートでは、宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』や詩集『春と修羅』にインスパイアを受けたクラシックの名曲が演奏されます。ドヴォルザークの「交響曲第9番《新世界より》第2楽章」やベートーヴェンの「交響曲第5番《運命》第1楽章」など、聴き馴染みのある名曲が、弦楽四重奏として蘇ります。特にこのコンサートでは宮沢賢治が作詞した「星めぐりの歌」も演奏され、彼の創造力に深く触れることができます。

星空の下で響く弦楽の調べ

特別な弦楽四重奏で演奏される本公演は、KokonQuartetが担当。オリジナルとは異なる編成で、2本のヴァイオリン、ヴィオラ、そしてコントラバスを用いています。そのため、ピアノ曲やオーケストラ曲の複雑な音を美しく再現。特にコントラバスの低音域は、より深い感情を生み出し、聴衆を非日常の世界へと導きます。

演奏曲目の一部

- 星めぐりの歌 / 宮沢賢治
- 交響曲第9番「新世界より」第2楽章 / ドヴォルザーク
- フィガロの結婚 / モーツァルト
- トロイメライ / シューマン
- 交響曲第5番「運命」第1楽章 / ベートーヴェン
- ノクターン第2番(Nocturne Op.9-2) / ショパン
- 交響詩「我が祖国」より「モルダウ」/ ベドルジハ・スメタナ

チケット情報とアクセス

2025年8月30日からオンラインでのチケット販売が開始され、会場はコニカミノルタプラネタリアTOKYO。チケットはオンラインで4400円、当日販売は4900円となっています。入場は整理番号順ですが、自由席のため早めの来場をおすすめします。イベントには未就学児の入場ができないので、あらかじめご注意ください。

まとめ

『Planetarium Concert -宮沢賢治と星降る夜のクラシック-』は、ただの音楽会ではなく、宮沢賢治の文学と音楽を通して彼の心の世界を感じることのできる貴重な体験です。美しい星空の下、幻想的なメロディと共に、心に残るひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。興味を持った方は、特設サイトをチェックして、ぜひこの感動のコンサートに足を運んでください。