フォレストデジタルが新たな挑戦を続ける
フォレストデジタル株式会社、所在地は北海道の十勝地方にあり、代表取締役CEOは辻木勇二氏が務めています。近年、彼らの取り組みが評価され、日経クロストレンドの「未来の市場をつくる100社【2026年版】」と東洋経済新報社の「すごいベンチャー100 2025年最新版」に同時選出されました。これは、彼らが開発したイマーシブ空間プラットフォーム「uralaa(ウララ)」が背景にあります。
この「uralaa」は、イマーシブ体験を提供する画期的な技術であり、特にスポーツやエンターテインメントの分野での新しい体験を創出しています。2025年には、正面左右天井のシームレスな多面体空間を利用したイマーシブライブ配信サービスを開始する予定です。このサービスにより、観客はリアルタイムでイベントを観賞できる新たな形態を体験できます。
イマーシブライブ中継の実施
最近、フォレストデジタルはスポーツチャンネル「DAZN」と協力し、異なる地点にいる観客が同じイベントを新しい形で楽しめるパブリックビューイングイベントを開催しました。茨城県のメルカリスタジアムで行われた明治安田J1リーグの試合を、なんと500km離れた大阪・関西万博の会場にて配信。観客からは「迫力があった」「まるでスタジアムにいるようだった」との好評の声が寄せられました。
また、十勝の夏の風物詩である勝毎花火大会も、今年は東京の白金ショールームにて生中継。この新しい試みも反響を呼び、「感動した」「この場所で十勝の花火を見られるなんて気分が良かった」と多くの参加者が体験の素晴らしさを語っています。
展示の広がり
フォレストデジタルは、2025年の大阪・関西万博でのパビリオン展示をはじめ、観光やウェルビーイングという新たな領域へも挑戦を続けています。「uralaa」は、デジタル森林浴をテーマにした没入体験の提供も行っており、さらなる技術展開が期待されています。
新ショールームの開設
今年6月、東京都港区白金に新たなショールーム「uralaa shirokane」をオープン。四畳半の空間で体験できる「uralaa yojo-han」と未来の公園「uralaa park」の2つの空間が用意され、訪れる人々に新たなイマーシブ体験を提供します。このショールームは、法人顧客の導入を検討するための場としても利用されています。
CEO辻木の思い
辻木勇二CEOは、「包まれる体験」の提供を目指した取り組みが評価されたことに対し、喜びのコメントを寄せています。「スポーツや花火のイマーシブライブ中継を通じて、多くの人々に新しい体験を届けられることを誇りに思っています。今後も、日常の空間にこれらの技術を広げていくことを約束します」と語りました。
イマーシブ技術の未来
「uralaa」は、世界初のクラウドベース空間VR技術により、ゴーグルを必要とせずに没入感を得られるサービスです。常時1200以上のコンテンツをインターネット経由で配信し、オフィスや医療、教育、観光など多岐にわたる分野での導入が進行しています。
フォレストデジタルの躍進は、今後も多くの人々に新たな視点と思い出を提供し続けるでしょう。彼らの取り組みには、常に注目していたいものです。