幻想的な『天守物語』
2026-07-17 09:28:35

泉鏡花の幻想世界を表現するダンス『天守物語』世界初演決定

大和シティー・バレエが、泉鏡花の傑作『天守物語』を原作にしたオリジナルダンス作品を2026年8月14日(金)にやまと芸術文化ホールで初めて上演します。この公演は、チケットがすでにカンフェティを通じて販売中で、舞台芸術に興味がある方には見逃せないチャンスです。

作品の舞台は日本の名城、白鷺城の天守閣です。物語は富姫と図書之助という二人の愛の行方を描き、怪奇幻想と純愛が絡み合った泉鏡花の世界を深く探求します。富姫役には、ハンブルク・バレエで活動中の石崎双葉(マチネ)と、新国立バレエの元プリンシパル、本島美和(ソワレ)が子役として登場。図書之助役は評判の高い中川賢が務めます。

プロデューサーの佐々木三夏は本作について、「愛と孤独が交錯する普遍的なテーマを表現したくて選びました」と語る。物語は天守閣という限られた空間で展開され、舞台としての魅力が引き立ちます。

演出と振付は竹内春美が担当します。彼女はこのダンス作品を通して、言葉を使わずに感情や本質を伝えようとしています。特に妖たちの動きや、物語の中で人間社会の価値観から解放された存在としての「自由」さがどれほど表現されるかが、見どころの一つです。これにより、妖怪たちと地上の人間が異なる世界観を持っていることを、衣装や舞台美術に頼らずにダンサーたちの表現力で示そうという意気込みが感じられます。

衣装デザインは総合演出の前田清実が手がけ、特に富姫の衣装には「富姫は黒」という印象を反映させています。色や素材感にこだわり、幻想的な雰囲気を演出するビジュアルが期待されます。明暗の対比が鮮明に映し出される照明にも注目したいところです。

前田総合演出はこう語ります。「鏡花が描いた怪奇と純愛、目に見えない力の世界に、ダンスでどう挑戦するかが本作の醍醐味。観客にこの至難の業を通じて本物の耽美を感じてほしい。」

このように、怪奇と純愛、幻想と情念が絡み合う『天守物語』は、泉鏡花の独特な世界観をダンサーたちの身体表現によって魅力的に再現します。また、森田知恵プロデューサーは「古典から現代作まで、独特の視点で新しい舞台芸術を追求し続けている」と自信を持っています。

この作品は、観る者を一瞬で幻想的な世界へと誘います。ぜひこの機会に大和シティー・バレエが贈る、真の愛と宿命の幻想譚に触れてみてください。チケットはすでに販売中ですので、購入をお勧めします。詳細は公式サイトをご覧ください。繊細な身体表現で表現される『天守物語』の魔法をお見逃しなく。


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