Qobuz Connectが6か月で100のパートナーを達成
2025年12月5日、フランスの音楽ストリーミングプラットフォームQobuz(コバズ)が発表したところによると、「Qobuz Connect」はサービス開始からわずか6か月で100社のパートナーと提携を結びました。この数字は、技術連携や契約に基づく協業を指し、市場に流通する製品数ではありません。Qobuz Connectは、特にHi-Fiオーディオ機器に関連する多様なカテゴリーで採用が進み、その急速な成長が注目されています。
Qobuz Connectとは
Qobuz Connectは、高音質音楽ストリーミングを提供する新しい機能です。スマートフォンやタブレット、PCのアプリから直接対応するHi-Fi機器に音楽をストリーミングすることができます。この機能の主な利点は、外部アプリを介さずに選んだデバイスで音楽を即時再生できることと、アプリを閉じても安定した連続再生が可能な点です。
特に、ハイレゾ音源(最大24bit/192kHz)をダイレクトに伝送できるため、音質を重視するユーザーにとっては理想的な体験を提供しています。これにより、途切れのない快適な音楽再生環境が実現され、高音質を求めるリスナーにとって魅力的な選択肢となっています。
関心を集める受賞歴
この活動は日本国内のオーディオ・ビジュアル業界でも高く評価され、2025年の「VGP」において企画賞を受賞しました。VGPは国内の評価が高いアワードで、評論家や販売店によって選ばれるものです。この受賞は、Qobuz Connectの革新性が広く認められた証とも言えます。
グローバルな利用状況
Qobuz Connectは、特に米国、フランス、ドイツ、イギリス、日本の市場で高い利用率を示しています。対応機器の中でも、WiiM、Marantz、Denon、Naim、Eversoloがストリーミング再生数のトップ5を誇っており、それぞれのブランドが提案する製品との相性が非常に良いことが証明されています。
今後の展開
新たにArylicやBang & Olufsen、JBL、Harman Kardon、Rivaなど、多くのブランドがQobuz Connectプラットフォームに参加する予定です。これにより、一般的なオーディオからライフスタイルオーディオまで、サポートするカテゴリーはさらに広がる見込みです。
Qobuzのブランド力
Qobuzは、2007年に設立されて以来、高音質ストリーミングの先駆者として成長を続けています。現時点で、世界26か国に展開し、1億曲以上のロスレス音源を提供しています。その中にはCD品質からハイレゾ音源、さらにはDXDやDSDも含まれており、この分野での評価は非常に高いものです。特に、独自の編集コンテンツや厳選されたプレイリストを通じて、リスナーに極上の音楽体験を提供しています。
Qobuzは、今後も音楽ストリーミングの新たな可能性を追求し、より公正で持続可能なモデルの実現を目指していくと声明しています。
結論
Qobuz Connectの急成長は、音楽ストリーミングの未来に大きな影響を与えるでしょう。ハイレゾ音源の提供や広範なブランドとの提携は、明らかに音楽体験を進化させています。今後の展開にも期待が高まります。