佐久間洋司キュレーション『思弁的な音楽』が虎ノ門で新たな試みを展開

佐久間洋司キュレーションの新たな展覧会『思弁的な音楽』が開催

2023年12月11日から東京・虎ノ門にあるソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」にて、佐久間洋司氏による展覧会『思弁的な音楽』がスタートします。この展覧会は、過去の成功を受け継ぎつつ、新しい試みを提示するものです。

展覧会の概要

『思弁的な音楽』は、ショート動画が主流の今日、インスタントな刺激に囲まれた社会状況の中で、どのように音楽やアートが人々に影響を与え、行動を変容させるのかを考察しています。現代アートが大衆からの関心を失いつつある中でも、インターネット音楽の発展はクリエイティビティの大きな源泉となっており、これを収束させることで新たなエンターテインメントを創出することが期待されています。

この展覧会は、月ごとに作品が入れ替わるダイナミックな構成を採用しており、毎回新しい表情を見せるアートを楽しむことができます。また、善き未来へ向けた行動を促すことを目指したスペキュラティブなアートが展示されます。最初の開催期間は12月11日から27日まで、その後、1月9日から31日、さらには2月4日から21日までの3つの期間に分かれており、来場者に新たな発見を提供します。

佐久間洋司について

キュレーターの佐久間洋司氏は、大阪大学で未来社会デザインとバーチャルビーイングの研究に取り組んでおり、2025年の日本国際博覧会では大阪ヘルスケアパビリオンのディレクターを務めるなど、様々な役割を兼任しています。彼は日本オープンイノベーション大賞文部科学大臣賞を受賞し、Forbes JAPANの30 UNDER 30にも選ばれるなど、その活動が広く認められています。佐久間氏のビジョンは、アートが人々の行動や意識にどのように影響を与えられるのかを探求することです。

入場とアクセス

『思弁的な音楽』展は入場無料で、場所は東京都港区虎ノ門1丁目2-11The ParkRex TORANOMON 1Fです。アクセス方法は、東京メトロ日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅A2出口から徒歩5分、銀座線の虎ノ門駅2a出口からは3分です。開館時間は火曜日が10:00から20:00、そして水曜日から金曜日が11:00から23:00までとなっています。土曜日は11:00から18:00の営業で、日曜日と月曜日、祝日はお休みです。

ギャラリー「SIGNAL」について

「SIGNAL」は、来場者が社会問題と向き合う機会を提供するギャラリーであり、アートを通じて社会のさまざまな課題を考えることを目指しています。来場者がアンケートを通じて感想を述べることで、その意見が社会課題解決のアイディアにフィードバックされ、リアルなデータを基にしたプロジェクトが実施されます。佐久間氏が提唱するアートと社会を結びつけるこの試みは、今後の展望として期待が高まります。

是非、このユニークな展覧会『思弁的な音楽』で、現代アートが持つ新たな可能性を探る旅に出かけてみてはいかがでしょうか。来場を心よりお待ちしております。