ジャネール・モネイが初の小説を2025年に翻訳版刊行！

ジャネール・モネイが初の小説『ザ・メモリー・ライブラリアン』を2025年に刊行

シンガー・ソングライターであり俳優としても幅広く活躍するジャネール・モネイが、初の小説『ザ・メモリー・ライブラリアン『ダーティー・コンピューター』にまつわる5つの話』の翻訳版を2025年3月25日に刊行することが決定しました。彼女の音楽の世界観が織り込まれた本作には、現代社会に生きる人々へのメッセージが込められています。

モネイはこれまでに10回グラミー賞にノミネートされ、その驚異的な音楽キャリアを築いてきました。最近では、グラミー賞2025においてクインシー・ジョーンズへのトリビュートとしてマイケル・ジャクソンの楽曲をカヴァーし、大きな話題を呼びました。また、俳優としても実績を持ち、『ムーンライト』や『ドリーム』などの話題作に出演し、その才能を示しています。

小説の内容について

本作は、モネイのアルバム『ダーティー・コンピューター』の世界観を基にしており、主に「マジョリティから外れた人々の奮闘」に焦点を当てています。物語は、記憶が管理される厳格な社会とその中で生きる人々の葛藤を描写しています。特に、主人公セシャトの苦悩を通じて、記憶とアイデンティティの重要さを問いかけます。

物語の一部を紹介

本作には5つの短編が収められており、それぞれが独自の視点で物語を展開します。たとえば、セシャトは「クリーンな人間」として求められる役割を果たす中で、自身の消去された記憶に直面し、自己の存立意義を問いかけることになります。また、別の物語では、父から受け継いだ宝石を使って家族を救うために奮闘するアンバーというキャラクターが描かれています。

期待される翻訳版

この小説は、2022年に米国で発表された際、多くのメディアから高い評価を得ており、その後の翻訳版刊行に向けた期待がますます高まっています。日本語版の発売によって、新たに多くの読者にモネイの魅力が伝わることでしょう。

また、翻訳には日本を代表する翻訳者が関わっており、作品の持つ力を最大限に引き出すことが期待されています。彼女の音楽、演技、そして今度は文学の世界でも、新たな挑戦を続けるモネイに注目が集まっています。ぜひその一環として、翻訳版の小説にもご期待ください。

ジャネール・モネイのプロフィール

ジャネール・モネイは、自らのレーベル「ワンダランド・アーツ・ソサエティ」を運営し、独自の音楽スタイルで知られる存在です。彼女の手掛けるアルバムは、いずれも高い評価を受けており、キャリアは10年以上にわたっています。また、俳優としても活躍し、数々の受賞歴を持つ作品に出演しています。

日本では、彼女の作品がますます話題を呼びつつあり、この小説もその一端を担っています。今後も、音楽や映画、そして小説と、多彩な才能をもって新しい作品を発表し続けていくことでしょう。