ユース・ラグーン新作
2025-02-21 10:37:48

ユース・ラグーン、懐かしい記憶を音楽にした新作『Rarely Do I Dream』発表

ユース・ラグーン、懐かしい記憶を音楽にした新作『Rarely Do I Dream』発表



米国アイダホ州を拠点に活躍するトレヴァー・パワーズ、別名ユース・ラグーンがニューアルバム『Rarely Do I Dream』をリリースしました。この作品は、彼自身の私的な回想や感情を織り交ぜたものであり、聴く者を彼の独特な音世界へと導きます。

このアルバムには、先行して発表されたシングル「Speed Freak」と「Gumshoe (Dracula From Arkansas)」が含まれています。「Speed Freak」では、自身の内面的な告白が繊細に表現されており、聴く者に深い共感をもたらします。一方、「Gumshoe」は、ウエスタン調のトレモロギターの音色や家庭の会話、さらには犬の鳴き声など、さまざまな音を取り入れ、音楽的実験が試みられている印象を受けます。「私の音楽を聴いた人から、森の中で死んだような気分になると言われたことがありますが、それは逆に褒め言葉かもしれません」と彼は語ります。

彼の音楽に込められた思い



「Gumshoe」を語る中で、ユース・ラグーンは「この曲には、純粋な愛、錯乱、そして悪魔を追い払う力が詰まっています。音楽における真の自由を見つけることができた楽曲だと言えるでしょう」と述べています。

音楽は彼の人生の記録でもあり、2023年の秋、彼は実家の地下室で家族のホームビデオを見つけるという出来事があったといいます。そこでの思い出、幼少期の出来事をもとに、彼は再び自身の音楽に写真や動画のような要素を加えることにしました。「自宅でビデオを再生したら、4歳の私と弟がアメリカンドッグを食べている映像が流れました」と彼は笑います。「私の人生それ自体が、こうした小さな瞬間の集まりなのです」。

アルバムの内容とテーマ



『Rarely Do I Dream』は、幼少期の思い出や愛を基にしたアルバムでもあります。アメリカのゴシックな美学が反映されており、まるで童話のような純真さが感じられる作品です。作品は、10代の放浪者やドラッグ中毒者、古い世界のフォークロアと要素がミックスされ、聴く人々の心を引きつけます。エレクトロニカの快活なビートと幻覚的なロックチューンの狭間で、彼のユニークな声が際立っています。

「人生のテープを巻き戻せば、私の魂の声が聴こえてきます。これは単なる懐古趣味ではなく、私が誰だったのか、誰なのか、そして誰になりたいのか、その全てを反映しています」とパワーズは強調します。

ユース・ラグーンの軌跡



ユース・ラグーンは、2010年に活動を開始し、幻想的かつメランコリックな音楽スタイルで注目を浴びてきました。2011年にリリースしたデビューアルバム『The Year Of Hibernation』以来、精力的に音楽活動を続け、約2年ぶりに通算5作目となる『Rarely Do I Dream』を発表しました。取り扱うテーマの深さと彼の独自のサウンドは、今後も多くのファンを惹きつけることでしょう。

リリース情報


  • - アルバム: 『Rarely Do I Dream』
  • - リリース日: 2023年
  • - 配信リンク: こちら
  • - レーベル: Fat Possum

収録曲リスト


1. Neighborhood Scene
2. Speed Freak
3. Football
4. Gumshoe (Dracula From Arkansas)
5. Seersucker
6. Lucy Takes a Picture
7. Perfect World
8. My Beautiful Girl
9. Canary
10. Parking Lot
11. Saturday Cowboy Matinee
12. Home Movies (1989-1993)

ミュージックビデオ



フォロー情報



この作品を通じて、ユース・ラグーンの音楽が持つ力強いメッセージを感じ取り、皆さんも是非、彼の世界に浸ってみてください。


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