オークファングループ、TikTok Shopとの新たな連携を発表
株式会社オークファンが、子会社の株式会社SynaBizを通じてTikTok Shopとシステム連携を開始し、国内外の商品提供を行うことを発表しました。この取り組みによって、同社はライブコマース市場での新たなビジネス機会を獲得し、多くのパートナー企業との連携を図ることを目指しています。
背景と成長戦略
オークファングループは、創業以来蓄積してきた豊富な価格相場情報と中小企業・副業ユーザーに対する支援事業の実績をもとに、数年前から中長期的な事業発展を視野に入れ、海外のBtoB取引市場への進出を進めてきました。特に、中国におけるライブコマース市場の急成長を受け、2025年にはさらなる市場拡大が見込まれています。
TikTokは現在、全世界で15億人以上のユーザーを持つプラットフォームであり、TikTok Shopと呼ばれるEC機能も急速に発展しています。特に若年層からの支持を集めているこの機能は、視聴中に瞬時に商品を購入できる導線を提供しています。日本でも、TikTok Shopのリリースが期待されています。
新ライブコマースサービスの導入
SynaBizが運営するBtoBマーケットプレイス「NETSEA」は、TikTok Shopとのシステム連携を経て、次世代のライブコマースサービスを展開します。具体的には、以下のような特徴を持っています:
- - NETSEAのデータと連動して在庫更新や販売ステータスが自動化され、ライバーが在庫を持つ必要がなくなる。
- - 国内外の商品を自由に選択可能で、ライバーはフォロワーに向けて販売できる。
- - 商品代金はSynaBizが運営するTikTok Shopに支払い、その中からライバーには報酬が支払われる。
- - 商品は指定された倉庫から直接配送されるため、ライバーは配送業務から解放され、ライブ配信に専念できる。
- - ライバーは自身のニーズに合った商品を選べ、新商品の提供やオリジナル商品の作成も可能。
このように、新たなシステムにより、ライバーとサプライヤーの双方に多くのメリットを提供します。特に、リソースが不足している企業に対しては、NETSEAを利用することで、TikTok Shopでの商品代行販売が行え、新たな販路を設定することが可能です。
今後の展望
オークファングループは今後もライブコマースに関連したサービスを拡充させ、メディア運営やライバー育成スクール、EC支援ツール提供、広告運用代行、スタジオ拠点の拡大など多岐にわたる取り組みを進めていく計画です。これにより、TikTok Shopとの連携を通じて、さらなるビジネス拡大が図られるでしょう。
オークファングループについて
オークファングループは、国内外のBtoB取引市場において新たな仕組みやサービスの創出に努める「RE-INFRA COMPANY」として、特に海外市場を重要な戦略エリアとして捉え、ライブコマース事業にも注力しています。今後も国内外での信頼性を高め、BtoB市場のリーディングカンパニーを目指していくとしています。