DAIMプロジェクト概要
AIとブロックチェーン技術を駆使した音楽制作プラットフォーム、DAIM(DMC AI MUSIC)が始動しました。このプロジェクトは、初心者でも直感的に楽曲を作成できるサービスを提供し、プロのクリエイターによる仕上げにより、質の高い音楽が創出されます。完成した楽曲は、安全にブロックチェーン上で管理・販売される仕組みです。
DAIMの仕組み
DAIMは、楽曲制作から流通までを5つのステップで実現することを目指しています。まず、ユーザーはAIツールを使用して、無料でメロディやビートを生成できます。続いて、ターゲットとなるプロのDJやシンガーが楽曲を編集・リミックスし、完成度を高めます。また、GPUクラウド「JANCTION」がデータ保管と高速レンダリングを行い、A-Nexusがブランディングと海外PRを支援します。最後に、DiscoverFeedが楽曲をクラブやフェス、および配信サービスで活用し、収益化を推進します。
提携の背景と目的
世界のAI音楽市場が急成長している中で、著作権や収益配分の透明化が求められています。DMC LAB、ジャスミーラボ、A-Nexus、DiscoverFeedの4社は、これらの課題に取り組むため、包括的なパートナーシップを結成しました。お互いの強みを生かし、DAIMを通じて、楽曲の民主化と収益の透明な還元を実現することを目指しています。また、即時アクセス可能な高性能GPUの提供を通じて、音楽制作のコストを抑え、個人や新興レーベルの参入障壁を取り除いていく方針です。
サービスの特徴
DAIMは、操作性、生成モデル、権利管理、収益化など、様々な特徴を持っています。ブラウザ上で完結する操作は簡単で、初心者でも安心して利用できるように、テンプレートやチャットAIによるガイド機能が備わっています。また、生成モデルは業界特化型にチューニングされているため、高品質の楽曲をスピーディに制作することが可能です。
権利管理に関しては、Polygonチェーン上にNFTが発行されることで、二次流通におけるロイヤリティの自動分配が実現されます。さらに、収益化の方法は多岐にわたっており、ストリーミング、クラブイベントの利用料金、NFT販売、広告収益など、多方からの収益を見込むことができます。料金体系は、楽曲生成とパブリッシュが無料で、収益が発生した場合には15%の手数料がかかります。
各社の役割
各社の役割分担も明確です。DMC LABはクラブミュージックとWeb3の企画・プラットフォーム運営を担当し、ジャスミーラボはGPUクラウド「JANCTION」とAIモデルの開発・運用を行います。また、A-Nexusがアーティストの海外展開とIPビジネスを支援し、DiscoverFeedはクラブシーンのネットワークを構築し、実績あるTop DJやイベントとの連携を図ります。
ローンチイベントレポート
2025年6月28日に、DAIMのローンチイベントが東京・六本木のCROSS ROPPONGIで開催されました。昼の部では、参加したCEOたちがそれぞれの事業ビジョンを発表し、多くの参加者を前にDAIMの魅力を伝えました。夜の部は、DMCCOINホルダーや関連者を対象としたプライベートパーティーが開催され、世界的なTop DJであるNickey Romeloがスペシャルセットを披露しました。
各社のCEOコメント
各社のCEOからも、DAIMの将来に期待する声が上がっています。DMC LABのCEOは「誰もがクリエイターになれる時代を切り開く」と述べ、ジャスミーラボのCEOは「音楽生成のハードルを低くする」と力強く語りました。A-NexusとDiscoverFeedの代表も、アジアの才能を世界に届け、持続可能な収益モデルを共に築く意向を表明しました。
今後の展望
DAIMは2025年11月のサービス開始に向けて、楽曲制作プラットフォームやブロックチェーンの開発、テスト運用などに取り組んでいく予定です。今後の展開にも目が離せません。