アートと音楽の融合を感じる『A WORK OF ART VINYL』展示会開催

アートとしてのレコードに出会う瞬間

音楽とアートが見事に融合する特別な展示会、POP UPイベント『A WORK OF ART VINYL - アートレコード展示販売会』が、代官山蔦屋書店にて2025年7月10日から7月25日まで開催されます。アナログレコード専門店「Face Records」を展開するFTF株式会社が協賛し、レコードジャケットの美術的価値を再提示します。

音楽ジャケットのアート性

音楽の魅力が感じられるレコードジャケットは、ただのパッケージではありません。特にジャズレコードは、名盤とも呼ばれる数々の作品が、時代を超えて多くの人々の心に響いてきました。そのデザインには、音楽そのものの魅力を引き立てるアート性が宿っています。この展示会では、そんな魅力的なアートを楽しんでいただける機会が提供されます。

イベントの詳細

イベント名: A WORK OF ART VINYL - アートレコード展示販売会
開催期間: 2025年7月10日（木）～7月25日（金）
会場: 代官山蔦屋書店（2号館1階アートフロア）
主催: 代官山蔦屋書店、A WORK OF ART VINYL 制作チーム
* 協賛: Face Records（FTF株式会社）

イベントの主題は「アートなジャズレコード」です。音楽性と芸術性を兼ね備えたレコードジャケットが展示され、来場者はそのビジュアルの魅力に触れることができます。新刊の『A WORK OF ART VINYL Vol.12』で取り上げられたアナログレコードから厳選された作品も紹介され、アートと音楽の融合を体感することができます。

特に注目したいアーティスト：ニール・フジタ

その中でも、日系アメリカ人グラフィックデザイナーのニール・フジタに焦点を当てています。フジタはデイヴ・ブルーベックの「Time Out」など、ジャズの黄金時代を彩る名盤ジャケットのデザインを手がけ、その仕事は多くの人々にインスピレーションを与え続けています。しかし、日本ではその名があまり知られていないため、今回の特集を通じて彼の魅力的な作品を紹介し、音楽とアートの新しい価値観を伝えます。

アートとしてのレコードジャケットを再発見

『A WORK OF ART VINYL』は、レコードジャケットの中からアートとしての価値を持つ作品を厳選し、テーマごとに再編集したビジュアル冊子です。この冊子は、音楽とアートの歴史的関係を深く掘り下げており、ヒップホップ黎明期のアートや現代アートにおける音楽ジャケットの役割を探ります。ヒップホップの異才ラメルジーのシングルジャケットにはジャン＝ミシェル・バスキアが関わっているなど、音楽とアートの共鳴は数多く存在します。

Face Recordsの役割

アナログレコードを「文化を継承していくツール」として位置付けるFace Recordsは、今回のイベントを通じてレコードが持つ芸術的価値を広く知らしめることが重要であると考えています。これまでも、アート作品としてのレコードジャケットに注目し、『A WORK OF ART VINYL』を店舗やオンラインで紹介してきました。