新アルバム『SHISH』
2025-11-10 10:42:33

Portugal. The Man、10作目のアルバム『SHISH』を発表し新たな音楽の旅へ

Portugal. The Manが新アルバム『SHISH』をリリース



オルタナティヴ・ロックバンド、Portugal. The Man(ポルトガル・ザ・マン)が、10作目となるスタジオアルバム『SHISH』をリリースしました。彼らはアラスカで誕生し、現在はポートランドを拠点に活動を続ける、音楽だけでなく社会的な活動にも注力するバンドです。このアルバムは、これまで以上に“自己の内面”と“探求心”に向き合った作品となっており、聴く者に響く深いメッセージが盛り込まれています。

アルバム『SHISH』のテーマ


『SHISH』では、人生の築き方や他者への思いやり、土地の大切さ、そして長く続くものの育て方といったシンプルなメッセージが全体を通じて流れています。フロントマンであるジョン・ガーリー(John Gourley)にとって、このアルバムは音楽的にも人生的にも「再発見と再評価の時期」を象徴する特別なものであり、彼の娘フランシスを育てる過程で得た教訓を基に、これまでで最も率直な表現がされています。特に、幼少期に父親から教わった「必要なものだけを取り、他者を思いやり、学びを分かち合う」という哲学は、今作においても重要なテーマとなっています。

音楽スタイルと制作


アルバムは、ジョン・ガーリーの自宅スタジオで制作され、共同プロデューサーには元バンドのサポートドラマーであるケーン・リチョット(Kane Ritchotte)が参加しています。彼は、過去に名だたるプロデューサーたちとも組んできましたが、今作ではより少人数の体制で、彼自身の感性を生かしたサウンドを追求しました。また、アルバムには「Denali」や「Pittman Ralliers」「Tyonek」「Knik」「Father Gun」といった、アラスカの地名や象徴にちなんだ楽曲が揃っています。

様々なジャンルを探求したこの作品は、ポップ、サイケデリック、ソウル、スラッシュメタル、プログレといった多彩な音楽的ルーツが一つに融合したものとなっています。このような“ジャンルを超えた探求”は、バンドの新たな地平を切り開くものとなるでしょう。

ツアー情報


新作リリースに伴い、「デナリ・ヘッドラインツアー」が11月6日のポートランド公演からスタートします。ポートランドやロサンゼルスでの公演は既に完売となっており、特別企画「The Lords of Portland Present Portugal. The Man」として、小規模会場でのレアなセットリストやカバー曲の披露、ゲスト参加、限定グッズの販売を含む“アンダープレイ・ショー”も予定されています。さらに、2026年初頭には1か月間にわたるUKとヨーロッパのツアーも決定しています。

Portugal. The Manのこれまでの歩み


Portgual. The Manは2006年にデビュー以降、これまでに9枚のスタジオアルバムを発表し、グラミー賞を含む数々の音楽賞を受賞しています。彼らのライブパフォーマンスは高く評価されており、フェスティバルでも人気アーティストとしての地位を確立しています。2017年には前作『WOODSTOCK』がプラチナアルバムを獲得し、そのシングル「Feel It Still」でグラミーの最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門を受賞するなど、実績も豊富です。2023年には、友人の死から生まれた感情が込められた9作目『CHRIS BLACK CHANGED MY LIFE』をリリースし、音楽活動と社会正義活動の両面で多くの影響を与えています。

アルバムの詳細情報


  • - リリースタイトル: SHISH
  • - レーベル: KNIK / Thirty Tigers
  • - トラックリスト:
1. Denali
2. Pittman Ralliers
3. Angoon
4. Knik
5. Shish
6. Mush
7. Tyonek
8. Kokhanockers
9. Tanana
10. Father Gun

ミュージックビデオ



アルバム『SHISH』は現在配信中です。新たな音楽の旅に出たPortugal. The Manをぜひお楽しみに。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: アルバム Portugal. The Man オルタナティヴロック

トピックス(洋楽全般)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。