異色のコラボが生んだ魅力的なクラフトビール
岩手県一関市で、ゲーム音楽界の巨匠・植松伸夫氏と地元のブルワリーが手がけた特別なクラフトビールが誕生しました。このプロジェクトは、地元の物産振興を目的としたもので、ゲーム音楽と地ビールの異色のコラボレーションが実現したというものです。そんなクラフトビール「Nobuo Uematsu presents 俺のビール」は、8月22日に始まる「第28回全国地ビールフェスティバル in 一関」で先行販売されます。
植松伸夫氏のビール愛
音楽界の重鎮、植松氏といえば、ファイナルファンタジーシリーズなど数々の名作を手がけてきた作曲家です。ゲーム音楽だけでなく、ビールにも深い愛情を注いでいるという彼が、今回のコラボに関わることになったのは、一関市の観光PR事業を通じてのことでした。
今年に入ってからの交流を経て、植松氏は「一関の物産と観光展実行委員会」の活動に参加し、その結果として地元振興の取り組みが実現したのです。ビール好きとして知られる彼の情熱が、ビール誕生のきっかけとなりました。
ビールの紹介
今回誕生したクラフトビールは、植松氏が好む音楽性を反映した二種類が用意されています。どちらも様々なシチュエーションで楽しめるよう考えられています。
俺のビール SYMPHONY
「俺のビール SYMPHONY」は、植松氏の持つ楽曲の重厚感を表現したクオリティの高いビールです。独特の深紅色が特徴で、ベルギーのビールをイメージしており、ベルギー酵母を使用しています。高いアルコール度数が特徴で、じっくりと味わうことができる一杯です。
俺のビール POP
一方、「俺のビール POP」は、軽快で華やかなキャラクターを持つビールです。柑橘系の香りが魅力的で、苦味が優しく、誰とでもワイワイ楽しむことができる味わいに仕上げられています。おしゃれなドット風イラストも印象的です。
ビールフェスティバルでの先行販売
このオリジナルビールは、8月22日に始まる「第28回全国地ビールフェスティバル in 一関」で3日間先行販売されます。このイベントは約36,000人を動員する大規模なものとなっており、全国各地から150種類以上のクラフトビールが集まります。その中で、植松氏のバンド「植松伸夫 con TIKI」も演奏を行う予定です。音楽とビールの魅力を一度に体験できる贅沢な機会となりそうです。
地元ブルワリーの誇り
このプロジェクトを支えたのは、一関市に拠点を持つ世嬉の一酒造とNOYMOND BREWINGです。世嬉の一酒造は深い歴史を持つ酒蔵で、地元文化を発信するためにクラフトビールを製造しています。一方、NOYMOND BREWINGは自家製のビールを提供する新進気鋭のブルワリーです。
彼らの技術と情熱が込められたビールは、ゲームファンだけでなく、ビール愛好家にとっても魅力的な体験を提供してくれるでしょう。豊かな音楽と共に、この特別なクラフトビールを楽しんでみてください。