ドアーズ結成60周年特別上映『When You’re Strange』
ドアーズというバンドは、1960年代から70年代初頭にかけて多くのミュージシャンに影響を与え続けてきました。その魅力は今なお色あせることなく、彼らの音楽と哲学は世界中のファンの心に刻まれています。この秋、彼らの結成60周年を祝う特別なイベントとして、ドキュメンタリー映画『The Doors: When You’re Strange』が、12月4日よりTOHOシネマズ日比谷など全国で上映されます。
映画の内容と見どころ
本作は、トム・ディチロ監督によるもので、ドアーズの結成から1971年のジム・モリソンの死までの貴重な映像を集めた作品です。特に注目は、初の4Kリマスター化されての公開であるため、ファンにとっても新たな体験が待っています。映画には、モリソン自身による短編映画『HWY: An America Pastoral』の抜粋が織り交ぜられており、アーカイヴ映像の数々が見られる贅沢な内容です。また、第53回グラミー賞で最優秀長編ミュージックビデオ賞を受賞したという実績も、この映画の価値をさらに高めています。
ナレーションは、約8年ぶりに来日したジョニー・デップが担当しており、彼自身もこの作品に感銘を受けているとのこと。「ロックやドキュメンタリー映画の中でも、これほど素晴らしい作品はない」と彼は語っています。ジョニー・デップ自らが表現するドアーズの世界を存分に味わうチャンスです。
特別ゲストとしての新録パフォーマンス
上映にあたって特別な盛り上がりを見せるのが、新録されたパフォーマンスです。オリジナルメンバーのジョン・デンスモアやロビー・クリーガーを 비롯とした特別ゲストが集まり、「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」の新録を披露します。このパフォーマンスには、ルーカス&マイカ・ネルソンやシエラ・フェレル、フー・ファイターズのラミ・ジャフィーなど豪華なアーティストが参加しており、多彩な音楽の魅力を感じられることでしょう。
音楽評論家の見解
音楽評論家であるDJ伊藤政則氏は、ジム・モリソンを「混沌とする時代の扇動者であり、未来への不安を抱える若者たちの心を癒す詩人」と評しています。このような背景や解釈を持つことからも、ドアーズの音楽が持つ力を再認識することができます。
上映劇場とチケット販売
上映は全国各地の劇場で行われる予定で、12月4日(木)にTOHOシネマズすすきの、TOHOシネマズ仙台、TOHOシネマズ日比谷、その他多くの劇場での公開が予約を受け付けています。チケット販売は、各劇場のHPにて、2日前の24時から開始されるため、早めのチェックが推奨されます。ドアーズの音楽と映像の世界をダイレクトに体感するこの機会を、お見逃しなく!
予告編とファンの期待
最後に、映画『The Doors: When You’re Strange』の公式予告編も公開されており、この予告編で既に多くのファンが心躍らせています。映画館で流れるその映像を観た後、ぜひ劇場で体験を重ねて欲しいと思います。