アイルランドの新しい音楽の波、Cardinals
アイルランド出身のインディーロックバンド、Cardinals(カーディナルズ)が新曲「Barbed Wire」を発表しました。彼らは、来年2月にリリース予定のデビューアルバム『Masquerade』からの先行シングルとして、この曲を選びました。特に約1カ月に及んだ欧米ツアーを終えたばかりの彼らは、今後の活動への期待感を高めます。
魅力的なサウンドを披露するバンド
フロントマンのユアン・マニングは、新曲について「この曲は我々の街の歴史と、その昔サウスゲートブリッジに建っていた刑務所からの影響を受けている」と述べています。歌詞は街の城壁や防護柵のイメージを用い、地域の美学を表現しています。また、ケヴィン・バリーの小説『City Of Bohane』からもインスピレーションを得たと語っています。このような背景が、彼らの音楽に深みを与えていることを感じさせます。
「Barbed Wire」のミュージックビデオは、モノクロの映像で構成され、映像美を引き立てています。この映像はXander Lewisによって制作され、視聴者の心に強く残る印象を与えています。デビューアルバム『Masquerade』は、全10曲を収録し、2月13日にSo Young Recordsからリリースされる予定です。
バラエティに富んだアルバム
アルバムには「Anhedonia」や「The Burning Of Cork」、「Barbed Wire」といった、暴力や冷笑、憤りをテーマにした曲だけでなく、無邪気な楽曲も収録されています。強烈な前半とダークな後半のコントラストが特徴的で、レコードを聴く者を飽きさせない工夫が凝らされています。この点について、メンバーはレコードに対する愛着を抱きつつ、その多様性を楽しんでいると語っています。
家族と友情が織り成す音楽
バンドは、ユアンとフィンのマニング兄弟、従兄弟のダラー、元同級生のオスカー・グディノヴィック、アーロン・ハーレーの5人で構成されています。家族愛と友情が彼らの音楽に息づいており、デビューアルバムで彼らの個性が発揮されることに期待が寄せられています。すでにアイルランドのインディーロックシーンの中でも注目の存在として名を馳せています。
アクティブなライブ活動
Cardinalsは精力的にライブ活動も展開しています。フォンテインズD.C.が主催したロンドンの大規模なオールデイイベント、ダブリンでのワンダーホースのサポートなど、多くの機会に恵まれています。これらのパフォーマンスを通じて、彼らの楽曲がどのように聴衆と響き合うのか、非常に興味深いところです。
今後の予定として、11月下旬から年末にかけての欧州ヘッドライナーツアー、そして2026年のデビューアルバム『Masquerade』を引っ提げたイギリスとアイルランドでのツアーを発表しています。さらに、来年5月にはアメリカのソルトレイクシティでのイベントにも参加予定です。
リリース情報
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レーベル: So Young Records
- - アルバム『Masquerade』 2026年2月13日リリース
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レーベル: So Young Records
このようにCardinalsは、多くの期待を一身に受けており、今後の活動にも注目が集まります。