伊賀市の音楽復活
2025-12-23 17:30:21

伊賀市のミュージックサイレンが修繕を経て再び運転開始

伊賀市のミュージックサイレンが再始動



昨年10月に故障し、運転が停止していた伊賀市のミュージックサイレンが、遂に運転を再開しました。このサイレンは、旧上野市庁舎に設置されており、修繕作業が行われた結果、1日2回の自動運転による吹鳴を再開することができました。

実は、このミュージックサイレンは非常にユニークな存在で、同型式のものが現在も運転を継続しているのは大分市にある1例のみ。つまり、この装置は伊賀市において貴重な音楽的資産であると言えます。

吹鳴のタイムスケジュール


再開後の吹鳴は、正午には芭蕉の「さまざまのこと思い出す桜かな」、そして午後6時には新世界より「家路」が流れるようになっています。これにより、市民は一日に2回、穏やかな音色に包まれる特別な時間を楽しむことができるのです。

歴史と背景


伊賀市のミュージックサイレンは、戦後の人々の心を和ませるために開発された音楽時報装置です。全国的に広まり、昭和34年には伊賀市の産業会館に設置され、その後1982年に上野市役所に移転。その魅力が評価され、令和6年には伊賀市の指定文化財に認定されることになりました。

昨年の故障は、このサイレンの鳴り続ける不具合に起因しており、製造メーカーの関連会社や市内の電気事業者との連携によって、修復作業が進められました。しかし、製造メーカーのサポートは既に終了しており、また経年劣化による部品提供の難しさから、原因究明と修繕方法の検討には時間を要しました。

今後の展望


運営の維持管理は依然として大変困難な状況ですが、伊賀市は専門家の助言を受けながら、できる限りこの貴重なミュージックサイレンの音色を市民に届ける努力を続けていく方針です。こうした取り組みは、地域の文化や音楽の振興にとって重要な役割を果たします。

私たちも、この美しいメロディが町のあちこちで響くことを楽しみにしています。ミュージックサイレンが再始動したことで、伊賀市に新たな音楽の風が吹き込むことを願わずにはいられません。

お問い合わせ


伊賀市のミュージックサイレンに関する詳細な情報やご質問は、伊賀市産業農林部中心市街地推進課までお問い合わせください。電話番号は0595-22-9825です。


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