尾崎豊生誕60年特集をWOWOWが企画
1992年に急逝した伝説のシンガー・ソングライター、尾崎豊の生誕60年を祝うWOWOWの特集が来年2月からスタートします。若きアーティストとしての彼の魅力は、今もなお多くのファンに愛され、彼の歌に込められたメッセージは時代を超えて響き続けています。この特集では、尾崎裕哉が父の楽曲を歌い継ぐコンサートや、尾崎の最後の東京ドーム公演映像など、貴重なコンテンツが用意されています。
思いをつなぐ公演「OZAKI PLAYS OZAKI」
まず注目すべきは、尾崎裕哉が開催する「OZAKI PLAYS OZAKI」の東京公演です。2026年2月に放送・配信予定で、裕哉が父・尾崎豊の楽曲のみで構成されたセットリストでパフォーマンスを披露します。“OZAKIがOZAKIを歌い継ぐ”というコンセプトのもと、息子が父の音楽に新たな解釈を加え、過去と現在の音楽的な絆を深める機会となるでしょう。裕哉自身も2016年にデビュー以来、様々な音楽に挑戦してきた経歴を持ち、父の遺産とも言える楽曲をどう表現するのかが非常に楽しみです。
初回公演では父の1stから3rdアルバムの楽曲が選ばれ、裕哉と深い縁のあるミュージシャンたちがバンドメンバーとして参加します。往年のファンにとっては、感涙のステージとなることでしょう。さらに、過去の演奏を知るファンには、裕哉とコラボレーションした経験がある石崎ひゅーいのゲスト参加も話題になっています。
「LIVE CORE」完全版が共鳴する
また、3月には尾崎豊にとって唯一の東京ドーム公演となった「LIVE CORE」の完全版が放送・配信されます。この公演は、1988年に4thアルバム『街路樹』のリリースに合わせて開催された特別なもので、収録された音源には多くの権利の関係から収録ができなかった曲も含まれています。
完全版では、映像が再編集され、音質もリミックスされるため、当時の尾崎のパフォーマンスを新たな鮮明な形で楽しむことができます。また、このライブは彼の生涯を締めくくる特別なもので、22歳という若さの輝きが詰まった記録です。5万6000人の観客を迎えたこの一夜は、彼の musical legacy を知るうえで欠かせない映像となるでしょう。
伝説の最後を辿るドキュメンタリー
さらに、尾崎豊のラストツアー「BIRTH TOUR」関連コンテンツも含まれます。1991年の「BIRTH TOUR」はその名の通り、彼の誕生をテーマにした公演であり、最後の公演は1991年の10月30日に代々木オリンピックプールで開催されました。この公演では新旧の名曲が披露され、彼の代表作「I LOVE YOU」や「僕が僕であるために」なども演奏され、感動的な幕を閉じました。
この特集は、尾崎豊の音楽が今もなお多くの人々に共鳴し、彼のメッセージが不朽のものである理由を探る素晴らしい機会です。WOWOWだからこそ実現する豪華なプログラムをお見逃しなく!
「OZAKI PLAYS OZAKI」や「LIVE CORE 完全版」、さらにはドキュメンタリー特集も含め、尾崎の生涯と音楽を深く振り返る時間をぜひお楽しみください。