ニューヨークと東京を拠点にする実験音楽アーティスト、Midi Neutronが新EP『whosgonnafeedyou LikeThis』を2024年5月18日にリリースします。これは彼のデビューアルバム『Ikeru』以来となる待望の本格的な作品で、Eryngii Recordsからのリリースとなります。彼の音楽は、ブルックリンの人気会場Public Recordsでのソールドアウトライブを経て、さらに深化を遂げているといえるでしょう。
Midi Neutronの音楽スタイルは、アンビエントな音響、実験的なヒップホップ、そしてロサンゼルスのビートシーンから得た様々な影響をもとに独自の音を作り上げています。この新EPでは、エクスペリメンタルなビートや内面的でエモーショナルなサウンド構築に挑み、聴く者を深く没入させる体験を提供します。彼のライブパフォーマンスは非常に独特で、アナログ機材やカスタムセットアップを駆使し、ElsewhereやSultan Room、Nublu、Mercury Loungeなどの数々のNYの重要拠点で生彩を放っています。
EPのテーマについて、Midi Neutronは「本能と感情から“世界”を作ること」を掲げています。作品の前半部分は混沌としており、遊び心に溢れた構成ですが、後半にかけてはより内省的で瞑想的なムードへと移行します。彼自身の音楽に驚かされる感覚を追求したというこのプロジェクトは、聴くたびに新たな発見を提供することを目指しています。
新EP『whosgonnafeedyou LikeThis』には全6曲が収録されており、その内容はアブストラクトで実験的なリズムから内面的で叙情的な世界観へと進化しています。これは、2010年代初頭のLAビートムーブメントから着想を得たものであり、ジャンルの枠に囚われない自由な音楽ストーリーテリングが感じられます。収録曲は以下の通りです。
- - Shapes Kinda Nuts
- - Counting Steps
- - Japan (feat. Zonkey)
- - Presence
- - whosgonnafeedyou
- - Like Dis One
現在、EPの中でも「Presence」が先行配信中であり、リリース当日からは各種配信サービスでの視聴も可能となります。
Midi Neutronについて彼は、東京とニューヨークで育ち、実験音楽のプロデューサー、音楽家として独特なスタイルを持っています。音楽の冒険心と創造性を感じさせ、真剣に実験的なヒップホップを探求し続けます。彼が2024年にリリースしたデビューアルバム『Ikeru』は多くの人々に高い評価を受け、Public Recordsでのリリースライブも完売となりました。彼の今後の活動にもぜひ注目したいところです。
Eryngii Recordsは、Robert Ramirez、Riki Suzuki、Tadashi Beddieによって2023年に設立された新たな音楽レーベルで、日本とアメリカの音楽文化の交差点を探求します。彼らの目標は、ジャンルを超えた革新的なアーティストを世界に紹介することです。この新しいレーベルの一員であるMidi Neutronの今後が楽しみです。
EPの予約や、「Presence」のストリーミングは、以下のリンクからアクセスできます。この機会にぜひ彼の音楽を体験してみてください。
- - EP予約リンク: 予約はこちら
- - 「Presence」ストリーミング: 聴く
- - Midi Neutron特集プレイリスト: プレイリスト