音楽を通じて都市を進化させる指南書の登場
音楽は私たちの生活に欠かせない要素ですが、その影響力を都市政策に取り入れることができるという視点に注目した書籍が発売されます。その名も『ミュージックシティで暮らそう:音楽エコシステムと新たな都市政策』です。この本は、音楽を「エコシステム」として捉え、都市のインフラにどのように活用できるかを考察した画期的な内容となっています。
著者シェイン・シャピロとは?
著者のシェイン・シャピロは、音楽を活用した都市戦略の提唱者であり、コンサルタント集団「Sound Diplomacy」の創設者です。これまでに、ロンドンをはじめアデレード、ハンツヴィル、シドニー、オースティンなど、数多くの都市と連携し、音楽を中心に据えた新たな都市政策の実践に貢献してきました。彼の経験と知見が詰まったこの書籍は、音楽業界の関係者だけでなく、自治体職員やデベロッパー、都市プランナーなど、まちづくりに携わる多くの人々にとって有用な情報が提供されています。
書籍の内容概要
本書は、音楽が都市に持つ重要性について深く掘り下げます。例えば、音楽が経済に与える影響や、持続可能な地域の構築における文化の役割などが触れられています。また、近年のパンデミックの影響を受けた音楽と公共政策の変化についてや、地域経済との相関関係についても考察がなされています。
目次には、#### 1. なぜ音楽は大切か #### 2. みんなのための音楽エコシステム #### 3. ロンドンをミュージックシティに などが掲載されており、事例研究を通じて具体的な施策の数々が紹介されています。特に、難しい政策概要を身近に感じられるよう工夫が凝らされており、分かりやすい表現で多様な視点から音楽を捉えています。
イベント情報 — シェイン・シャピロが来日
さらに注目すべきは、本書の刊行を記念して著者シェイン・シャピロが来日することです。2025年7月22日から7月27日までの期間に、東京、福岡、川崎、京都の各地でブックツアーを実施します。このイベントでは、音楽と都市の未来についての対話が行われる予定で、参加者は直接シェインと意見交換できる貴重な機会です。
ブックツアーのスケジュール
- - 7月22日(火) 19:00-21:00 @TOKYO NODE CAFE(東京)
- - 7月23日(水) 18:00-22:00 @九段ハウス(東京)
- - 7月24日(木) 18:30-20:30 @CIC Fukuoka(福岡)
- - 7月25日(金) 16:00-18:00 @SUPERNOVA KAWASAKI(川崎)
- - 7月27日(日) 14:00-17:00 @FabCafe Kyoto(京都)
これらのイベントでは、音楽を通じた街づくりのアイデアや具体的施策についてのディスカッションが行われ、参加者は新たな視点を得ることができるでしょう。
書籍を手に取ってみてはいかがでしょうか
音楽の力を信じ、地方創生を模索するすべての人にとって必読の一冊。この本を手に取ることで、音楽の可能性を再評価し、私たちの都市にとっての新たな未来を模索するきっかけになるかもしれません。興味のある方はぜひご検討を!
【書籍情報】
- - 書名:『ミュージックシティで暮らそう:音楽エコシステムと新たな都市政策』
- - 著者:シェイン・シャピロ
- - 発行:株式会社黒鳥社
- - 発売日:2025年7月16日(予定)
- - 定価:本体2800円+税
音楽を通じて、都市の未来をともに描いていきましょう。